† あの小さな星に賭けて見たくなってね †
「ねぇーチャン。日本行きたい?」
「え、何ですか、いきなり」
「チャンが行きたいなら日本に行ってもいいよー」
えっと、この場合どうするべきか・・・
日本かぁ・・・
ディノも日本でって言ってたし、日本にいたほうがいいんだよね色んな意味で。
「じゃあ、日本行く」
「うん」
「ちなみに私いつ行くべき?」
「んー正チャンと一緒に行っちゃえばいいと思うよー」
「うわっそれは正チャンに嫌がられそうな気もするけどね!」
だって、正チャンってば人の顔見るなりお腹痛いとか言い出すし!
さすがに人の顔見て言うのはひどいよね!
「てか、白蘭は私のこと信用してるの?」
「さぁ、どうだろうねー?」
「私がツナくんのところ・・・っていうかボンゴレに寝返るとか考えないわけ?」
「んーそのときはそのとき。別にいいかなぁーって」
「うわっそれってとりあえず、私ってば信用されてないってことでいい?」
「んーどうなんだろうねぇ?とりあえず、チャンは好きに動いてくれていーよ」
◇◇◇
「えぇ?!サンも一緒に行くんですか?!」
「うん、らしーよ」
「またなんでいきなり・・・」
「そんなのボス様に聞いてください」
「だってチャン、日本に行きたいらしいからー」
「うわっ白蘭サン?!」
「だから正チャン。チャンのことよろしくねー」
「あ、はい」
「でも、基本的にチャンには自由を許してるから」
「はぁ・・・」
「あはっ意味わかんないよねー。私、ボンゴレに寝返ってもいいらしいよ」
「えぇ?!何言ってるんですか?!」
もしかして、僕たちが考えてることが白蘭サンにばれてる?
その可能性は高い。
だけど、それならそれでサンを日本に送る必要はない。
わかっているなら尚更。
「だって、10年後のチャンってトロイの木馬だったじゃんー」
「まぁそうですけど・・・」
「でもチャン。僕が帰って来てって言ったらちゃんと帰ってくるんだよー」
「えぇーそれなんか面倒じゃない?」
「じゃあ、チャンが日本に行くのは却下でーす」
「それもイヤだー。んーどうしよっかなぁ・・・」
え、そこで考えるんですか?
てか、白蘭サンって・・・サンのこと本当にどう思ってるんだろ?
10年後のサンに心を奪われたって言うのも多分、本当。
でも、この人は・・・色々謎が多すぎる。
というか、謎だらけ。
正直、何を考えているかもわからない。
「ねぇー正チャン」
「は、はい?」
「私、どうするべきだと思う?」
「え、僕に聞くんですか?」
「うん、正チャンに聞く」
「そうですねぇ・・・僕としては、・・・あーサンの実力次第ってことで」
「へ?」
「サンが戦闘能力的にも優れているなら、日本に来て欲しいです」
・・・よし、僕は間違ったことは言ってない。
今回の作戦で、やっぱり一番の主要は日本での動き。
それなら・・・サンに来てもらうほうがいい面は多い。
僕の腹痛と天秤にかけても、サンに来てもらうほうがプラス度は高い・・・はず。
高いと信じたい!!
「戦闘能力的には申し分ないよねぇー、多分。ボンゴレリングも持ってるし」
「あはっお褒めに預かり光栄ですー」
「まぁ、10年前のチャンの戦闘能力なんて知らないんだけど。10年後のチャンは割と強かったと思うよー」
「どーせ割とですよ。10年後の私のことけちょんけちょんにしやがったくせに」
「チャンってさー絶対根に持つタイプだよねぇー性質悪いー」
「白蘭様に言われたくないですよー」
「・・・・・・・どっちもどっちです、ホント」
「まぁいいや。とりあえず、チャン日本行っておいでー」
「あ、うん。わかった」
「あ、でもよく考えたら正チャンのメローネ基地就任式が終わってからのほうがごたごたしてなくていいよね」
「あはっごたごたに巻き込まれるの反対でーす」
「・・・もう勝手にしてください・・・」
「じゃあ、チャンは正チャンの就任式終わってから日本行きってことで」
「はぁーい。あ、そーだ、白蘭。日本に行くまでに鍛えてよ私のこと」
「えぇー」
「折角だしいいじゃん。ほら、私が強くなることで白蘭に損はないんじゃない?」
「まぁそうだよねーうん、いーよ。僕がじきじきに鍛えてあげるー」
「えぇーなんかそれはそれで怖そうなんだけど」
「大丈夫大丈夫。殺したりはしないからー」
† あの小さな星に賭けて見たくなってね †
(あぁ・・・でも、やっぱりお腹痛くなってきた・・・)
SEO
掲示板
[PR]
爆速!無料ブログ
無料ホームページ開設
無料ライブ放送