† 俺がそれぐらいでお前を嫌いに何かなるわけないだろう †
「禁煙」
「あ、悪ぃー・・・」
「タバコ吸うディノは嫌い」
「ごめんな、。まさか来てるとは思わなかったんだよ」
「ツナくんと一緒に来たの」
「あーもう、ごめん。俺が悪かったからな?」
「もう吸わない?」
「それは・・・」
「・・・わかってる。わかってるから」
ディノが煙草吸うのも仕方ないことってわかってる。
私の自傷と同じようなものだし。
てか、むしろ・・・私の自傷のほうが性質が悪い。
「・・・」
「私の前では吸わないでね」
「あぁ、約束な」
「・・・うん。我侭言ってごめんね、ディノ」
「いや、こんなのはの我侭レベルでは低いほうだろ?」
「そ、そんなことないもんっ私が悪いんじゃないし!!」
そりゃ、基本的に我侭ばっかり言ってるけど・・・!!
普段はもっと我侭なこと言ってる自信もあるけど・・・!!
でも、今回のはディノの身体にも悪いんだもん・・・!
「別に悪いなんて言ってねえーよ。可愛いし」
「・・・・・・むぅ」
「心配してくれたんだよな、は」
「違うもん。煙と匂い、嫌いなだけだもん」
「はいはい」
「がぅー」
「あ、そういや・・・ツナと来たんだよな?」
「うん。ツナくん待ってるよー」
「それを早く言えよなっ!!」
「だってーディノ、煙草吸ってたし」
「あぁーも一緒にツナに謝ってくれよなー」
「えぇー私、悪くないー」
「今のは悪い!確実に悪いから!!」
◇◇◇
「ツナ、悪い!!」
「あ、ディーノさん。大丈夫ですよ、サンが部屋に向かったの知ってたし」
「本当にごめんな!」
「いえいえ。待ってる間ロマーリオさんにディーノさんの昔の写真見せてもらってたんですよ」
「げっ!ロマーリオ!!」
「ボンゴレ10代目を待たせたボスが悪いだろー」
「それはそうだけど・・・!!昔の写真なんて恥ずかしいだろー」
「そんなことないと思いますよ。どの写真もみんな楽しそうですし」
「そーいや、ボンゴレでは写真とか撮らないのか?」
「うち、写真拒否る人間多いから全然撮らないんですよ。だからちょっと羨ましいです」
「じゃあさー写真撮ろうよ」
「え?サン?」
「うん、決定ー。いっぱい写真撮って飾ろう」
「いや、サンも写真拒否る側の人間でしたよね?!」
「うん。でも・・・写真欲しいしー」
† 俺がそれぐらいでお前を嫌いに何かなるわけないだろう †
(そういえば、今更だけど写真なかったらーうちって。)
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