† 時間があれば、変わるものもあるんですよ †
「サンと骸って今、どんな関係なんですか?」
ボンゴレ内で色々噂になってるし。
まぁ・・・俺としてはお姫様と下僕を押しておいたんだけど。
もちろん、サンがお姫様。
骸が下僕で。
「女王様と召使」
「一応、我侭お嬢様と有能執事になったはずなんですけど」
「え、あーそうだったね、セバスチャン。ッて!我侭じゃないし!!」
「我侭でしょう?」
「がぅー」
「なんかどっちもどっちな気がするんですけど」
・・・てか、なんていうか・・・
単なる痴話喧嘩を見ているような気がしてならない!!!
あぁ・・・骸のこと燃やしてやろうかな、本気で。
「だよねー私もそう思う」
「てか、まずその質問自体可笑しいと思いますけどね」
「うわっそこから否定するんだ」
「当たり前です」
「てか、・・・お前ほんとに丸くなったよなー」
うん、ホントに。
昔、俺を乗っ取ろうとした奴と同一人物には到底思えない!!
・・・まぁ、戦ってる時とかはしっかり同一人物に見えるけど。
とりあえず、サンとこうしてのほほんとしてる時は・・・
うん、もうホントに丸くなったよなぁー。
「失礼ですね、僕は太くはなってません!!」
「うわっしかもボケてきたしーサン色々と教育グッジョブです!」
「あはっお褒めに預かり光栄ー」
「教育って何ですか!教育って!!!」
「いや、だって・・・骸ってサンにしっかり教育されてんなーって思って」
「僕は姫に教育された覚えは全くありません!!」
「いや、十分されてるから。てか・・・なんていうか、サンに振り回されてる?」
「あー・・・それは納得です。この姫には苦労させられてますから」
「ちょっと骸!私がいつ骸に苦労かけた?!」
「いつもかけられてるんですけど」
「嘘だーーーー!!!!」
あーまた始まった痴話喧嘩。
よし、止めておこう。
ちょーっとばかし、骸がムカつくから。
「あ、サン」
「ん?」
「俺の最初の質問なんですけど」
「え、あーうん」
「とりあえず、お嬢様と執事ってことで良いですか?」
「あ、うん。てか、なんで決める必要があるわけー?」
「いやーボンゴレ内でも色々噂が立ってて、この際決めておいたほうがいいかと思って」
「・・・・・・ボンゴレって本当に甘ちゃん集団ですね、しかも暢気ときてる」
「あはは・・・一応、有名ファミリーなんだけどボンゴレって」
基本ほのぼのしてるけど。
やる時はしっかりやるし。
「まぁ、そうですけど。・・・ボスが綱吉クンですしね」
「え、それってどういう意味だよ」
「そのままの意味ですよ」
「運運、骸の言いたいことわかる。ツナくんだもんねぇー」
「えぇ?!サンまでそんなこと言いますか?!」
「ツナくんはいつでもボンゴレの無敵で素敵なボス様ですよー」
† 時間があれば、変わるものもあるんですよ †
(まぁ骸はいいように変わってるし、問題なし!)
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