†　大丈夫、その希望は無限にも輝いているから　†










｢あーどうしよっかなー｣




これは気になる、非常に気になる。

でもなぁー色々問題あり。

んー・・・




｢でも、ツナくんに言ったら絶対却下されるしなー｣




危ないし。

とにかく危ないし。

色々ファミリー問題に繋がりかねないし。




｢と、いうわけで・・・よし、やっぱり独断行動決定ー｣




ツナくんに怒られませんよーに。

うまくやるから、なるべく。

相手の出方次第だけど。




｢ジェッソファミリーボス、白蘭｣




見事な美形サンだわ、うん。

実物もすごそうすごそう。

色んな意味で。




｢あー服どうしよっかな・・・ウィッグはなしでいっか｣




まぁ、とりあえず何かあったときのためにロングコートと・・・

動きやすいワンピースで。

あ、色は黒にしとこ。




｢リングは霧属性だけで頑張りますか。レベルはあえて低めのチョイスで｣




何かあったら困るもんねー。

一応、強敵になりかねないファミリーだし。

強いリングが敵のほうに渡ったら大変大変。

唯でさえ、私のリングって特注だし。




｢無事帰ってこれますよーに｣




















◇◇◇





















｢あっサン、どこか行くんですか？｣




・・・・・・げ、ツナくん。

あーこういうときのツナくんの超直感ってホント冴えてるから嫌だなぁー。




｢うん、お出かけですよー｣


｢まさかまた危ないことしようとしてるんじゃ・・・｣


｢えぇー？何のことー？｣




とりあえず、しらばっくれてみよう。

うん、わざとらしさが否めないけどね！




｢サン！一体どこ行くんですか？！｣


｢ちょっと近くの薬局まで｣


｢薬局に行くのにリングはいらないと思われます｣




・・・・・・私、リングつけてないんだけど！！！！

あー・・・やっぱりツナくんの超直感は素晴らしいですねー。




｢イヤイヤ、どこで何が起こるかわからないのですよ、ツナくん｣


｢・・・わかりましたよ｣


｢ツナくん、話がわかるー｣


｢あとでちゃんと報告して下さいよ？｣


｢うん、もちろん。ちゃんと報告しますー｣


｢本当に気をつけて下さいよー｣


｢はーい｣




















◇◇◇





















｢あ、そうだ。ケーキでも買っていこう｣




お土産って大事大事。

ほら、色んな意味で。

お土産渡したら警戒され難く・・・はならないか、寧ろ警戒される。

まぁ、いいや。

ここの新作チーズケーキ美味しいし。










†　大丈夫、その希望は無限にも輝いているから　†

(さーってと、楽しみだなぁー。・・・ドン・ジェッソ。)

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