† 君を壊したいな †
「本日より白蘭サマのお世話係に任命されました、ローザ隊のです」
「うん。知ってるよー」
だって、チャンが欲しくて僕が無理矢理正チャンにお願いしたんだもん。
チャンを頂戴って。
「あ、正チャンに話すみたいに話してくれていいよー。敬語とか無しで、あと様付けも嫌いだから」
「どうしてですか?」
「はい、敬語無しって言ったのに敬語で喋ったチャンにはお仕置きでーす」
「何?」
チャンのほうに歩み寄れば、全く面白くない反応。
もうちょっとビックリするとか、そんな反応してくれればいいのにー。
「チャンはどんなお仕置きが好き?」
「聴かれても困ります」
「あ、また敬語。そんなに僕にお仕置きしてもらいたいのー?」
チャンってMなのかな?
正チャンと喋ってる時はSっぽいなぁーって思ったんだけど。
「で、私は何をすればいいんですか?」
「うわぁー無視した」
「だって、流すところだと思いましたので」
うん、これなんだよねぇー。
僕がチャンを欲しいって思った理由。
「・・・なんですか?」
「チャン」
「はい?」
「これから敬語一言でも使ったら・・・」
「え、・・・んっ・・・?!」
「こうなるからね?」
チャンの反応とか全部無視して唇を奪えば流石に反応がある。
って言っても、やっぱりたいした反応してくれないなぁー。
うん、でもそのほうが面白い。
「・・・・・・何するんですか!」
「お仕置きー」
「・・・・・・」
「チャンが一言でも敬語使ったらキスするから。場所なんて関係ないからね」
「な、何考えてるんですか・・・!!」
「あ、また使った」
「・・・んッ・・・」
「チャンの唇柔らかいねぇーマシマロみたい」
「私、正チャンのところに帰る・・・!!!」
「だーめ。正チャンのところになんて返さないよ」
「なんで?!」
「だって、チャンは今日からローザ隊じゃなくて・・・パフィオペディラム隊だから」
なんて言ってチャンの胸元のローザのエンブレムを引き千切る。
思いっきり引き千切った所為か、チャンの制服は破れるし、エンブレムはボロボロ。
ローザのエンブレムはもうローザの形を成していない。
ね?これでもう、ローザ隊には戻れないよ。
「・・・パフィオペディラム隊なんて存在しないでしょ!!」
「うん。僕とチャンの二人だけの隊だよー」
「・・・・・・」
「あ、制服新しいの用意しておいてあげたから着替えてねぇー」
「・・・・・・」
自分から動こうとしないチャン。
制服に手をかければ反応するかな?
「自分で着る」
あ、反応した。
チャンが自分で袖を通したのは新しい制服。
もちろん、パフィオペディラムのエンブレム付の。
「・・・白蘭」
「んー?」
「何考えてるの?」
「まだ内緒ー」
「・・・・・・」
「とりあえず、今日からよろしくね?チャン」
「・・・よろしくお願いします・・・」
「あ、また敬語」
「なッ・・・今のは敬語じゃない・・・!!」
「えぇー敬語でしょー」
「違う!!」
「んー・・・まぁ今日は許してあげる」
もう、今日二回もキスしちゃったしー。
たいした反応してなかったけど、それは外面上だけ。
きっと、内面ではすごく色んな表情してたんだろうなぁー。
「あ、この書類正チャンに届けてきてー。これがチャンの初仕事だよー」
† 君を壊したいな †
(僕がチャンの殻を破ってあげる。だから、本当のチャンを見せて?)
SEO
掲示板
[PR]
爆速!無料ブログ
無料ホームページ開設
無料ライブ放送