† そんなこと言われたら、諦めるしかないじゃないですか †
「・・・なんで来ちゃったんだろ」
「。遅いぞー」
「はぁ・・・」
「えっと・・・ディーノさん?この人は・・・・」
「ツナー。コイツ、俺がマフィアって信じてくれねぇーんだ」
いや、まず俺の質問に答えて・・・欲しかったです。
てか、普通は信じないと思うんですけど・・・!
パッと見でディーノさんがマフィアかどうかなんて俺にだってわかんないし!
ロマーリオさんとか黒服の人たちなら格好とかで納得もできるけど!!
「はぁ・・・」
「なんかごめんね、この馬鹿が」
「あ、いえ・・・」
てか、今の馬鹿がかかるのって・・・ディーノさんにですか?
「並盛中学の子だよね、その制服」
「は、はい」
「全く・・・中学生にまで面倒かけさせて。ダメな大人だよねー」
「お前、いい女だな」
「リボーン!なんでお前がいるんだよ!!!」
てか、いつの間に現れたんだよ!!!
・・・リボーンの場合いつものことだからもう驚く気にもなれないけど。
「俺の愛人にならねぇーか?」
「リボーン?!」
何言ってんだよ、お前!!
この人、俺と同じくらいの歳だろ!!!・・・多分。
発言とかかなり大人びてるような気がするけど。
あと、失礼かもしれないけど・・・俺と同じくらいの歳にしては化粧が濃い。
「ディーノの女ってわけじゃねぇーんだろ?」
「違う違う。今日で逢うのが三回目って感じなだけ」
「俺はリボーン。沢田綱吉の家庭教師だ」
「あ、えっとーです」
「、お前を俺の愛人にしてやる」
「いや、丁重にお断りさせてもらいます」
断った・・・!!!
うん、そうだよな。
普通断るよな!
てか、この人なんで普通にリボーンと話てんの・・・?
色々疑問とかわかないのかな?!
「リボーン。リボーンからもコイツに言ってやってくれよー」
「何をだ?」
「俺がマジでマフィアのボスだってことを!」
「」
「んー?なぁにー?」
「確かにコイツはへなちょこだが・・・立派なマフィアのボスなんだぞ。跳ね馬と恐れる奴もいるんだぞ」
「はぁ・・・馬、ねぇ?」
「俺が鍛えに鍛えてやったからまぁ当然だがな」
「はいはい。わかりましたよ、信じればいーんでしょ、信じれば」
うわぁーこの人絶対信じてない。
いや、うん、わかるけど。
俺だって初めはこんな感じだったし・・・!
「ちなみに、このダメツナもマフィアのボスになる予定なんだぞ」
「なんていうか、頑張れ。君はなんか一番まともな一般人なような気がする」
「あはは・・・」
はい、一般人です。
死ぬ気の炎とか出せちゃうけど一般人なんです。
てか、一般人でいさせてください・・・!!!
「てかさーどの辺がマフィアなわけ?まず黒服じゃないじゃん」
「だってスーツって堅苦しくてさー。必要なときには着るんだけど、肩凝っちまうし」
「ふーん・・・まぁいいや。とりあえず、マフィアなわけね」
「おぅ!やっと信じてくれたのか!」
「いや、全く」
「なんでだよー」
「だって、マフィアとかそんな職業簡単に信じられますか」
「信じてくれよー」
「今まで周りにマフィアですっていう友達とかいなかったし」
いや、それが普通だと思います!!!
俺だって・・・今まではいませんでした・・・!!!
「じゃあ俺が第一号だな!」
「は?」
「いや、マフィアの友達第一号」
「はぁ・・・もういいや。いっそ信じたほうがマシなような気がする・・・」
この人、諦めたーーーー!!!
・・・うん、わかります。
諦めたほうがいいことってホント世の中に多いですもんね・・・!
† そんなこと言われたら、諦めるしかないじゃないですか †
(俺も同じような経験してきました!!あーなんていうか、この人も不憫な・・・)
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