† まあまあ、そう堅いこと言わずに †
「スーミーマーセーン」
「ん?」
「ボスの部屋ってどこですかー?」
・・・カエルの帽子・・・って言うか、被り物はオプションかな?!
非常に似合ってるけど!
似合いすぎてて、被り物なしがなんとなく想像できないけど!
「あ、ザンの部屋ねー。こっちこっち、一緒に行くわ」
「あなたナニモノですかー?」
「んーヴァリアーの幹部っていう肩書きでいい?」
「うわぁーマジですかー」
「マジでーす。君はナニモノですかー?」
「ミーはフランっていいますー」
「あ、ご丁寧にどうも。はっていいますー」
「センパイですねー」
「そう、センパイ」
うわぁーなんか、先輩って言う響きが新鮮・・・!!!
ってばセンパイなのにセンパイ呼び基本されないし。
てか、ヴァリアーの中でも結構古株なのに!
あの王子は呼び捨てしやがるし。
・・・・・・まぁ、別にいいんだけど。
「可愛いですねーボスのところ行くのやめてお茶でもしにいきませんかー?」
「えぇーどうしよっかなぁー」
「うぉぉぉ!!新入りぃ!ボスさんがご立腹だぜぇ!!!」
「・・・・・煩いのが来た」
い、今ボソッと言ったよね?!
スクのこと煩いって言ったよね?!
確かにスクってば声大きくて煩いけど!!
「すみませーん。今、センパイと親睦深めてる最中なんで邪魔しないでもらえませんかー?」
「なんだとぉ?!」
「はいはい、ストップ!ザンがキレたらスクが可哀想なことになるので、とりあえずザンの部屋が先でーす」
「センパイって優しいですねーますます惚れちゃいそうですー」
「イヤイヤ、優しくないでーす。スクからたんと御礼をいただく予定でーす」
「なにぃ?!」
「いーでしょ。フラゴーラのイチゴタルト希望でーす」
「あ、フラゴーラって美味しいですよねー」
「おぉーフラゴーラわかるんだ」
「わかりますよー。てか、ケーキの趣味も合いそうなんで、ミーたち相性よくないですかー?」
「あはっってばフラゴーラ好きな人いっぱい知ってるからみんなと相性いいってことになるよー」
「センパイだけでいいですー・・・てか、一筋縄じゃいかないみたいですねー」
「一筋縄でいくような人間じゃ、ヴァリアー幹部は無理でーす」
「でもなんで、センパイが迎えに来てくれなかったんですかー?」
「は?」
「ミーそのロン毛と自称王子に攫われてきたんですよー」
「うわぁーそれはご愁傷様」
「どうせならセンパイに攫われたかったですー」
「あはっまぁ、ヴァリアーの人間に攫われたんなら一緒一緒」
「一緒じゃないですー」
「てか、スク。色々突っ込みどころ満載だったんだけど」
「突っ込む気も失せた」
「えぇースクはよき突込みなのにー」
「、テメェが新入りをザンザスのところに連れて行きやがれ」
「はいはい、了解。スク、お疲れサマー」
仕方ない。
スク、もう心底疲れましたって顔してるし。
そりゃそうだよねー。
ただでさえ、厄介なベルと一緒だったし、しかも、新入りのフランはまたまた厄介。
そりゃ疲れるわ。
気苦労が耐えないよねぇーホント、スクってば。
「センパイ、そのロン毛と仲良しなんですねー」
「まぁ、仲はいいよ。学生時代からの仲だし」
ヴァリアー入隊も三日差だしね!
仲いいっちゃー仲いい。
だって、スクってばなんだか常識人。
この世界ではなかなかの常識人だとは思ってるよ!
「・・・殺してやりたいですねぇー」
「あはっそれはぜひ任務で発揮してね!でも一応仲間割れはやめてくれると助かるなぁー」
ヴァリアーって人はそれとなーくいるけど、
幹部職はマジ少ないんです。
一人でも欠けると色々と面倒なんです。
「さっさくっとボス様のところに行くよー!」
† まあまあ、そう堅いこと言わずに †
(しっかし、この子はまた厄介っぽいなぁー。)
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