† 完璧な平和は存在しない †
「あ、そーだ。ディードレス買ってードレス」
「あ、今回のパーティーはうちからのお願いですからうちで買いますよ」
「大丈夫大丈夫。キャバッローネの御用達のフォーマルウェア専門店だから」
「え、でも・・・」
「ははっ俺も別にいいぜー。ちょうど新作のフォーマルも見たかったし」
「あ、ツーくんも一緒に行く?」
「え?いいんですか?」
・・・と、サンじゃなくてディーノさんに聞こう。
やっぱりできる限りディーノさんは敵に回したくないし!!
「いいよねー?ディー」
「おぅ!あ、ツナにも一着買ってやろうか?」
「そ、そんな!いいですよ!!」
「遠慮すんなって。俺とツナの仲だろ?」
「そーだよーツーくん。買ってもらわなきゃ損だよ損」
「あ、じゃあさ、こうしようぜ。この前が壊したらしい屋敷の修理費ってことで」
「ちょっと待て、ディー!あれはが悪いんじゃなくて恭弥と骸が・・・!」
「でも、ことの発端はなんだろ?」
「だーかーら!あれは恭弥と骸が勝手にドンチャン騒ぎ始めたんだってー」
まぁ、サンの言い分も間違ってない。
確かにドンチャン騒ぎを始めたのはあの二人が勝手にだろうし。
サンと任務が行きたいがためにドンチャン騒ぎの殺し合いしてるなんて絶対に言わないだろうしね!
「まっとりあえず、がいつも迷惑かけてるお詫びってことで」
「迷惑は確かにかけてるけど、ディーに言われるとなんかムカつく!」
「そんなムカつくなって」
なんて言いながらディーノさんはまたサンのおでこにキス。
・・・もしかして、俺、見せ付けられてる?!
「ディーの所為でしょ!!」
てか、サン・・・
全くディーノさんのおでこにキスを無視してますよね?!
何の反応もしませんでしたよね?!
顔を赤くすることもなく、かといって嫌がる様子もなく・・・ただ、いたって普通。
「あーもう、キャバッローネに請求書だけ回して二人でフォーマル見に行こっか」
「いや、さすがにそれは・・・」
俺がディーノさんに睨まれます。
殺されるまでは行かないけど、確実に何らかの制裁が来る・・・!!!
とりあえず、まだ、キャバッローネとはいい関係でいたいんです。
「?そんなこと言っていーのか?」
こ、怖・・・!!
ディーノさん、その笑顔は黒いです!!!
いつもに増して黒いです!!
部屋の空気が凍りましたよ!!
ロマーリオさんをはじめキャバッローネの皆さんが可哀想な目で俺を見てきます・・・!!
あぁー帰りたい。
「さーって、ツーくん。サクサクっと行きましょうー!」
「わっちょっとサン!」
引っ張らないでください!!!
ディーノさんの視線が怖いから・・・!
マジ、怖いんですから・・・!!!
「ほらほらっツーくん、急いで急いで」
「サン、タンマタンマ!とりあえず止まってください!!」
「無理無理!絶対無理!!止まったらディーの餌食になる!」
わかってんならマジ止まって下さい!!!
俺がディーノさんの餌食になりますから!!!
それはできるなら避けたい、絶対避けたい!!!
「ホントお願いします!止まって下さい!!」
「だーかーら!止まったらうわっ」
「ツナー悪いな。この通りお転婆姫だから、コイツ」
「つ、捕まったー!!!ツーくんヘルプ!助けて!」
俺との言いあいを繰り返して隙だらけなサンは・・・
しっかりディーノさんに捕まった。
てか、後ろから抱きしめられて持ち上げられてる。
・・・やっぱり俺、見せ付けられてるのかな・・・
「えっと・・・諦めて下さい」
スミマセン。
ちょっと助けてあげたい気持ちもあるんですけど・・・
やっぱりディーノさんを敵には回したくないんです。
「だぁぁ!離せこのエロ馬!!」
「そんな口きくような奴には・・・やっぱお仕置きだよなぁ?」
「や、ヤダ!ツーくん!ディーの目が笑ってない!笑ってないよ!!てか、なんで鞭取り出す?!」
「そりゃ躾だから必要だと思わねぇ?」
「思わない!思わないから!!!ツーくん、マジ助けて!!!色々危機的状況なんだけど!!」
「ディーノさん。今日のところはその辺にしておいてもらえませんか?・・・そろそろムカつきそうなんで」
さすがの俺も見せ付けられすぎたら・・・キレますよ?
もちろん、ハイパーモードで。
「ははっわかったわかった。じゃあ、とりあえずフォーマル見に行くか!」
† 完璧な平和は存在しない †
(あーでも平和だなぁー。この二人の会話聞いてると、色んな意味では危険だけどね!)
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