† からかうのも程々にしとけ †










「ははっそんな無防備に寝ちまっていーのか?」


「いーのっ!ヤりたかったらヤりやがれ」




なんて言ってサンはマジ寝。

ディーノさんは苦笑い。




「ちょっとやりすぎましたかね?」


「だな。なんか、可愛くてついついなー」




そんなこと言いながら、ディーノさんはサンの髪を一束とってキス。

ホント・・・様になってるからなんか困る・・・ていうか、ムカつく。




「まぁサンが可愛いから俺もついディーノさんに乗っちゃうんですけどね」




この前の屋敷崩壊も、サンとの任務を骸と恭弥が取り合ってだったし。

しかも、結局三人で任務こなしに行っちゃうし。

うちの屋敷壊され損。

まぁ、すぐに骸と恭弥から修理費ふんだくったけどね!!!




「あ、ツナ。さっき言ってた屋敷の修理代俺が払うから請求書送ってくれよな」


「あ、大丈夫ですよ、ちゃんと雲雀サンと骸からふんだくりましたから」


「ははっじゃあさっきのは悪乗りか」


「はい。でも・・・サンに悪いことしちゃいましたね」


「まぁ大丈夫だろ。いつものことだし」


「あはは・・・」


「ホント可愛いんだよなー」


「それはわかります。サンって可愛いですよね」




それこそ年上には見えないくらい。

この顔でディーノさんと同じ歳とか信じられない。

てか、反則。




「鎌振り回してるときは歳相応の顔してるけどな」


「ははっ確かにそうですね」




さすがヴァリアー所属って感じ。

あの破壊の仕方が特に。

ザンザスとベルフェゴールと組んだ任務とか相手にちょっと同情する。

あと、ヴァリアー城で暴れたときの修理代の請求もうちに送ってくるのはやめて欲しいです。




「・・・なぁーツナ」


「はい、なんですか?」


「いっそのことヤっちまうか?」


「は?」


の許可も出てるし」


「いや、ディーノさん?!」


「ヤダ!ヤだかんね!!」


「・・・わざとでしたか」




サン飛び起きたし!

イヤイヤって首振ってるし。

・・・その行動はディーノさんにとって逆効果ですって!!!




「お前が言ったんだろー?ヤってくださいって」


「言ってない!言ってないから!!!」


「ホントお前って矛盾だらけだよなー」




なんて言いながらディーノさんはサンのおでこに口付けた。

それはもう、見事なまでに自然に。

これまた非常に様になってるからムかつく。

俺にはまずできません!!!




「いいでしょ。どうせ、世の中矛盾だらけ。この世界に生きてるならなおさら」


「まぁそうだよなー」


「てか、ツーくん。どうしてキャバッローネに?」




あ、忘れてた。

俺、サンに仕事頼みに来たんだった。

ヴァリアー行ったらサンいなかったし。

相変わらずのドンチャン騒ぎ勃発でスクアーロが可愛そうな感じだったし。

ルッスーリアの優しさでキャバッローネにいるって教えてくれたらか俺は無事逃げれたし。




「仕事頼みたいんですよ。サンを指名で」


「・・・何?」


「俺と外部のパーティーに出席してもらえませんか?」


「ヤダ」


「うわっ即答ですか?!」


「だって外部のパーティーっていい思い出ない」


「ははっって無駄に狙われるもんな」


「え?そうなんですか?」


「絶対薬盛られてるし。セクハラされてるし」


「セクハラの八割はディーだけどね!!」


「薬とか盛られて大丈夫なんですか・・・?」




とりあえず、セクハラの八割がディーノさんっていうのはスルーしておこう。

俺、絶対キャバッローネっていうかディーノさんを敵に回したくないし!!!




「気力で頑張る」


「え?」


は盛られるのって九割媚薬なんだよなー」


「えぇ?!マジで大丈夫なんですか?!」


「ホントやめて欲しい。ただでさえディーノセクハラに困ってんのに」




・・・・・・。

ディーノさんのセクハラは100%さんが可愛いから。




「媚薬入ってる時のとかマジ、ヤバイぜー。もう、その場で犯してしまいたいくらいに」


「いや、ディーノさん・・・さすがにそれは・・・」


「ははっさすがに俺もパーティー会場では無理だって!」


「あはは・・・ですよねー」




よかった!

ディーノさんにまだ常識があって!!!

これで、もしパーティー会場でそんなことしてたら同盟ファミリーから切ってた、うん。

一応、表向きだけでもボンゴレは常識のあるファミリーでいたいんです!!!

色々無理なのは重々承知してるけど!!




「まぁ、パーティーの帰りにしっかりヤるけどなー」


「なっ?!」


「だってさすがに苦しそうだし。パーティー中は我慢してるからなおさらな」


もパーティー中頑張りすぎてつい車乗ったら気が抜けちゃって、ディーのなすがままー」




ディーノさんはともかく・・・

サンもそんな普通にさらっと答えないでください・・・!!!

いや、まぁこの二人のこんな会話なんてとっくに慣れてるけど!!!

昔から、ディーノさんってサンにセクハラしまくりだったもんね!!

はぁ・・・なんていうか俺、大人になったなぁー・・・










† からかうのも程々にしとけ †

(とりあえず、ちょっとだけディーノさんがムカつくっていうのが本音です。)



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