† 幾度、君の背に真っ赤な華を咲かせたいと願ったことか †










「あ、ディーノくん?どーしたのー?」


が見たい」


「うわっ直球」


「いいだろー。俺だって協力したんだし」


「えぇー。チャンーディーノくんがチャンと喋りたいってー」


「ん?ディーノ?喋る喋るー」


「じゃあ、はい」


「ありがと。もしもしー?ディーノ?」


ー」


「ん?」


「テレビ電話にして?」


「は?」


「だってさー俺、今日は仕事で外出不可っぽくてさーを見に行けないんだぜー」


「いや、意味わかんないから」


「だからー・・・俺はが見たいんだって」


「ほら、見るほどのものでもないし。てか、普通に恥ずかしいし」


「ドン・ジェッソならいいのに?」


「は?」


「ドン・ジェッソはそこに居るんだろー」


「いるっちゃー居るけど・・・って、なんで居るわけ?!」


「とにかく。俺も薔薇風呂を嫌がってるが見たいの」


「ヤダ」


「な?いいだろ?」


「電話越しにそんな声出すのやめてよーー!!!」


「じゃあテレビ電話して?」


「じゃあって何よ、じゃあって!!電話、切るからね!!!」


「へぇ・・・そんなことしていいのか?・・・次逢った時にお仕置きな」


「なっ?!なんで?!なんでそうなるの?!」


「だって、なぁ?」


「あぁーーー!!もう、わかった!わかりました!テレビ電話にすればいーんでしょ、すれば!」


「えぇー別にしなくてもいーんだけど?」


「させていただきます!もう、何よぉーこの性質悪い人間ー・・・」


「お前に言われたくない」


「ごもっともで。あぁーむちゃくちゃ恥ずかしい」


「ははっ結構綺麗に映ってるな」


「ホントマジ顔見るのやめて。ほぼすっぴん状態になってるだろうし」


「大丈夫だって」


「大丈夫じゃありませーん」




・・・・・・ムカつく。

さっきまで僕が一人でチャンを楽しんでたのに。




「可愛い可愛い」


「信用できませーん」


「マジで可愛いと思ってるんだぜ?ドン・ジェッソが送ってきた写メも超絶可愛かったし」


「だぁぁー!!その写メ今すぐ削除して!削除!」


「ヤダ」


「あー・・・ムカつく」


「は?どーしたの?白蘭」


「僕、今すごくムカつくの。だから、チャンのこと苛めるの決定ー」


「はぁ?!」




うん、そうだ。

チャンを苛めたらいいんだ、うん。




「あ、ちょっと。なんで入ってきやがんの?!」


「だってーなんか、薔薇風呂いい感じだしー」


「じゃあ私が出るから!」


「ダーメ。チャンはそのまま」




チャンがいなくなったら意味ないし。

一人で薔薇風呂入っても詰まんないだろうし。




「ドン・ジェッソ」


「んー?」


「ズルイ」


「うん、わかっててやってるもーん」




半分以上はディーノくんへの嫌がらせも込めてるし。

だって、チャン、ディーノくんと話してたら僕の相手してくれないし。

なんか、ディーノくんの前だと可愛かったりするし。




「・・・なっちょ、ちょっと白蘭!手、回すな!!」


「えぇーだってお風呂狭いしー」


「アンタが入ってくるから悪いんでしょーーー!!!」


「お風呂改装してもっと広くしよっかー。そしたら一緒に入れるよー」


「はぁ?!何言いやがってんですか?!一緒に入る?!無理!ぜぇーったい無理!」


「ドン・ジェッソー。改装費半分持つから俺も混ぜてくれよなぁー」


「嫌」


「ディーノも何言ってんですか!」


「だって面白そうじゃねぇー?」


「どこが?!」


「俺、のこと苛めるの好きだし」


「好きなんて言わないでくださいーーー!!!」


「ほら、そんな顔するから・・・もっと苛めたくなる」


「あぁーーー!!もう、意味わかんないし!だぁぁっ白蘭!腰に手、回すとかマジやめてくださいーー!」


「えぇー」


「ホント、マジやめてよ・・・最近太った気がするんだから・・・!」


「そんなことないよーちょうどいい肉付き」


「その言い方やめて。なんか非常にムカつくから・・・!」










† 幾度、君の背に真っ赤な華を咲かせたいと願ったことか †

(あーでもチャン抱き心地いいなぁー。)



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