† 心臓がバクバク(私の心をこんなに苦しくさせるのは、誰?) †










チャン、チャン」


「なんですか、何か用ですか?マシマロ野郎」


「一応聞くけど・・・マシマロ野郎って僕?」


「アンタ以外に考えらんないでしょ」


「うわぁー僕、ここのボスなのにー」


「知ってますー」


チャン、そんなこと言ってるとどうなっても知らないよー」


「大丈夫でーす」


「え?」


「ジェッソ追い出されたらキャバッローネに行くから」




ディーノだったらきっと受け入れてくれるもん!!

私一人くらいだったらキャバッローネで養ってもらえるって信じてる!!




「あ、チャンを追い出だしたりはしないよー」


「あっそ」


「その代わり・・・散々色んな意味で苛めて色んな意味で啼かせちゃうかもねー」




・・・・・・なんか、泣かせるってニュアンスおかしくない?

絶対、私が思ってるのと違う意味が込められてるような気がする・・・




「・・・なんか、めちゃくちゃ私、危なくない?」


「さぁどうだろうねー?」


「身の危険を感じるんだけど!!」


「あははーどうなるかなぁー」


「ち、近づくな!!」




ニコニコ、いつもの笑顔で近づいてくる白蘭。

私の後ろは壁。

逃げられない。




チャン、顔真っ赤ー。あ、もしかして・・・そんなに僕に苛めてもらいたいのー?」


「何をどう考えたらそういう結論になるわけ?!」


「もう、チャンってばー苛めて欲しいなら言ってくれればいいのにー」


「いや、だから!!」


「どんな風に苛めて啼かそっかなぁー」


「考えんな!!」


「思いっきりお仕置きするのもいいかもー」


「いや、だから、なんでそんな展開になるわけ?!」




しかも、ものすごい笑顔で楽しそうに言いやがるし!!!

睨みつけてやれば、どんどん近づいてくる綺麗な悪魔の顔。




「だって僕がチャンを苛めたいんだもんー」


「苛めたいとかマジやめてください」


「やーだ」


「私も苛められるとか嫌だから!!」


「えぇー好きなくせにー」


「好きじゃないって!!」


「いつもあんなに嬉しそうな顔してるじゃんー」


「嬉しそうな顔って何?!嬉しそうな顔って!!」




私、そんな顔してない!!

絶対してないって信じてる!!




「んー。だって、チャンってやっぱり苛めてくださって顔してるし」


「だからー!どんな顔ですか!!」


「自分の顔鏡で見てみなよー」


「じゃあ、どいてよ。鏡見に行くから」


「やーだ」


「ねぇ、でも・・・ホントどいてよ」


「嫌。だって・・・チャン可愛いし、意地悪したら特に」




・・・・・・この男、やっぱドS。










† 心臓がバクバク(私の心をこんなに苦しくさせるのは、誰?) †

(・・・でも、結局のところ、傍にいたいんだよね。)



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送