† 新たなる始まり †
「「うわっ」」
急落下。
てか、私落ちたよね?!
なんか突然落ちたよね?!
しかも・・・何か、を下敷きにしてるっぽい。
見たくない見たくない。
見ない、絶対に見ない・・・なんてそういうわけにもいかなくて。
でも、やっぱり見たくなくて。
とりあえず、謝ろう。
「ごめんなさい、すみません。私は全く事態が飲み込めてませーん!!!」
いきなり床が抜けるとかないから。
まずありえないから。
てか、ここどこ?
あぁ、そうだ。
こういうときこそ、この下敷きにしてる人を見ればいいんだ、で聞こう。
ここはどこですか?って。
「・・・・・・・・・え、えぇーーー?!」
・・・下敷きにしてる人、見た。
・・・うん、見なきゃよかった。
あーあ、見ちゃったよ、見ちゃった。
これって俗にいうあれですか、タイムトリップっていうやつですか。
うわぁーもう摩訶不思議。
てか、なんでよりにもよってこの男の上に落ちたんだろ。
白い塊の上に。
もっと他あったでしょ、自分。
いやでも、落ちてしまったもんは仕方がない。
ここは腹をくくって・・・!!
「えっと、」
「ねぇ、君。うちに来ない?」
「はぁ?」
そんなことを軽くほざきやがったのは白い悪魔。
もとい、白蘭サマ。
ドン・ミルフィオーレか、ドン・ジェッソか。
とりあえず、マフィアのボス様です。
「・・・うちってなんですか?家?家にご招待ってやつ?これって新手のナンパ?勧誘?」
よし、ここは一つ・・・空気を読んでボケてみよう。
私、ボケのタイプではないんだけどね!
だからうまくボケれる気もしないんだけどね!
でも、ここはボケておくべきだと思う!!
私は何も知らない一般人!
「うーんとね、別に僕の家って考えてくれてもいいんだけど、ちょっと違うかなぁー」
「はぁ・・・」
「イタリアのうちのファミリーに入らないかなぁーっていう勧誘。あ、でもナンパっぽいかな?」
「なんか、ナンパって言うよりは宗教団体の勧誘に近いと思うけど」
白い悪魔を崇拝する教団。
・・・普通にありえそうだから怖い怖い。
てか、そんなファミリーのような気がしてならない。
幻騎士なんて白蘭のこと神扱いだし。
まぁ・・・悲しい最後なんだけど。
てか、私普通に白蘭と喋ってる・・・?!
・・・自分の順応力にちょっと驚いてる。
「宗教ではないよー。まぁちょっと近いものはあるけど」
「うん、知ってる。マフィアだよね、マフィア」
「おぉーすごい、大正解」
・・・あはは。
もう笑え、笑ってやれ。
いきなり床が抜けたかと思ったら・・・REBORN!の世界に来てました。
それだけではなく、白蘭サマにお逢いできました・・・っていうか上に落ちた。
「あーもう意味わかんない。意味わかんないんですけどーーー!!!」
自分の置かれてる状況が、正直さっぱりです。
なんで私、REBORN!の世界に来ちゃってるのかな。
わかりませんわかりません、どうしよう。
てか、どうなるの自分。
「そうそういい忘れたけど、僕ジェッソファミリーっていうマフィアのボスなんだよねー」
「知ってるよ。ジェッソファミリーのボスの白蘭サマでしょ?」
なるほど、時間軸的に・・・今、まだジェッソファミリーなんだね。
通りであのミルフィオーレの隊服着てないわけだ。
てか、普通の服だし。
V系な感じで・・・ちょっといや、かなり似合っててムカつく。
スタイルいいし、細いし・・・カッコいいし。
「うわぁーすごいすごい。本当に僕のこと知ってるんだー」
「しかし、まさか本当に白蘭に逢うことになるとは思わなかった」
ない、絶対にない。
てか、確実に関わることのないお方です。
無理です、カルチャーショックです。
タイムトリップなんて摩訶不思議体験。
えぇーホントに白蘭だよね。
実は夢だったりして。
夢なら・・・もうちょっと覚めないで!
まぁ多分違うね・・・これは夢なんかじゃない。
だって私、普通に歩いてて床が抜けたんだし。
「いきなり呼び捨てかーフレンドリーな感じでいいね!特別に許しちゃう!」
「それはどーもありがとうございます」
あーびっくりした。
呼び捨てにしたこと怒られるのかと思ったよ!!
基本的に呼び捨てにしてたし、白蘭って。
それか、私の中で彼のイメージは白い悪魔。
そう、絶対に白い悪魔だと思う。
友達も納得してくれちゃってたし!!
「君面白いねぇー」
「えっと、それはどーもありがとうございます」
† 新たなる始まり †
(密かに白蘭のこと大好きだってことはまだ内緒にしとこう)
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