† ちょっとの間だけだったけど、とても楽しかったよ †
「・・・なんでいるん?」
「そりゃここが教室だからよ」
「・・・とりあえず、サン、行こ?」
「うんー」
サンが立ち上がると両隣のガードたちも立ち上がる。
何故じゃ?!
「・・・・・・幸村、」
「「何?」」
「・・・付いてくる気か?」
「「当然」」
「わぁー精市くんとちゃんも一緒にー?」
「うん、もちろん」
「アイス楽しみだね、」
・・・・・・手強いガードたちじゃ・・・
まぁサンも嬉しそうだし・・・いいか。
◇◇◇
「サン、何がよか?」
「えっとねー・・・」
悩んじょる・・・
アイスひとつにこんなに悩む奴がいるとは・・・
面白いねぇー。
「どれで悩んでるん?」
「チョコとバニラー」
「じゃあチョコとバニラ買えばよか」
「でもーふたつも食べれないよー」
「・・・半分こな」
「半分こー?」
「そうじゃ、バニラもチョコも両方食えるぜよ」
「あっそっかー」
ポンっと手を叩いてにっこりと笑う。
いつでも自然に笑える子じゃね・・・
俺には出来ない。
自然の笑顔なんて・・・
◇◇◇
「幸村ー早くもバカップルっぽい・・・」
「そうだね・・・」
「邪魔していい?思いっきり!」
「ダメだよ、が嬉しそうだから」
「あー・・・本当だ」
仁王にニコニコ笑いかけてるの姿。
あー本当に可愛いわー。
仁王に向けてる笑顔って言うのがちょっと気に入らないけど・・・
「詐欺師は本気なのかなー?」
「どうだろうね」
「・・・・・・」
「でも、今はが笑ってるならそれでいいんじゃないか?」
「・・・まぁね」
あたしたちは本当にには助けられている。
の優しさは私たちには必要なもので・・・
の優しさ、の存在がなかったらあたしたちはこうして笑ってなんていられなかった。
◇◇◇
「美味しかったー」
「それならよかったのぉ」
「仁王くんー誘ってくれてどうもありがとうねー」
「どう致しまして」
正直、この笑顔があるのならアイスなんていつでも食べさせちゃる。
自然な笑顔。
「どうしたのー?」
「サンは本当に可愛いのぉー」
「えぇ?!」
ほら、自然に驚く。
わざとらしさも何も感じさせない。
最も、それは彼女がわざと言っているわけじゃないからだろうけど。
「可愛い可愛い」
「もうー」
顔を真っ赤にさせて見つめてくる。
・・・ヤバイかもしれん。
「こら!そこまでだ詐欺師!!」
「・・・」
「まーったく!油断も隙もないわ、アンタ・・・」
「ピヨ」
「、そろそろ教室に戻ろうか」
「うんー」
「じゃあ・・・仁王、お先に」
「幸村!ちゃんとを教室まで連れて行ってよ!」
「わかってるよ、も早く戻っておいでね」
「当然!」
「じゃあ仁王くんーまたねー」
・・・幸村と・・・
見事な協力技じゃね。
「・・・で、どういうつもりよ、仁王」
「どういうつもりとは?」
「とぼけんな!」
「・・・正直ちょっとやばかった」
「はぁ?」
「サンって真っ直ぐに見つめてくるんじゃ、それも顔真っ赤にさせて」
「・・・・・・まさか、あんたからそんな発言聞くことになるとは思わなかったわ・・・」
† ちょっとの間だけだったけど、とても楽しかったよ †
(さすが最強ガードじゃね。)
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