† 君の墓の前で小さく小さく呟いた †
ねぇ、この場所で血を流すことをあなたは許してくれますか?
「は私のこと恨んでるよね。」
あの時私が飛び出しさえしなければ・・・
あなたを失うことはなかったのに・・・
「今からそっちに行くからあなたが私を裁いてよね・・・」
この場所で血を流すことをどうか・・・どうか許してください。
◇◇◇
「初めまして!私はね、氷帝テニス部のマネだよ」
「え?あ、あの・・・?」
転入して来た日、同じクラスになったさん。
彼女が声を掛けてくれた。
「名前、教えて?」
「です、六角から来ました」
「六角かー六角もテニス強いよねー」
「・・・うん」
「さんは六角では部活、何してたの?」
「えっと・・・テニス部のマネージャー」
「じゃあ今日からウチのテニス部のマネ決定ね!」
「え?!」
「嫌?」
「・・・情報は流せないよ・・・?」
「そんなの当然!私は気に入ったからね、のこと!」
「・・・・・・今、なんて?」
「え??」
「名前・・・」
「いけなかった?嫌なら呼ばないけど・・・」
「ううん、嫌じゃないの、ビックリしたの」
「そっか、私のことはでいいからね」
「ありがとう、」
◇◇◇
六角から転入してきて初めて声を掛けてくれたのがだった。
があの時声を掛けてくれなかったら私はずっとひとりだった。
◇◇◇
「跡部!」
「あーん、何だ?」
「この子、マネにするから!」
「はぁ?」
「今日ウチのクラスに転入してきた転入生さんをスカウトしちゃった☆」
「・・・お前名前は?」
「・・・です」
「出来るのか?マネ」
「訊いて驚きなさい!は六角のテニ部のマネだったんだからね!!」
「六角か・・・・・・まぁいい。部長にちゃんと言えよ」
「当たり前よ。可愛いを紹介してやったちゃんに感謝なさい!」
「ハッ勝手に言ってろ」
「あの、・・・この人は?」
「あーコイツは跡部景吾ね」
「跡部くん?」
「景吾でいい」
「え?」
「うわぁーこんな俺様に好かれちゃって可哀想ー」
「黙れ」
「!」
「あー岳人か」
「の後ろにいる子誰誰?!」
「ウチのマネになる予定の」
「ふーん!俺岳人な、向日岳人!」
「、です」
「な!岳人って呼んでミソ☆」
「はいはい、意味わかんない言葉言ってんじゃないの」
「またやってるん?と岳人は」
「忍足まで現れるか?普通」
「そんな人を悪いもんみたいな言い方しんといてやー」
「悪いもんじゃん、アンタは」
「ヒドー・・・で、その子は?」
「チッ気付かれたか。この子は」
「です・・・・・・」
「めっちゃ可愛いやん、自分」
「え・・・」
「俺は忍足侑士な、侑士って呼んだってや」
「に手を出すな、この伊達眼鏡!」
「蹴ることないやんー!ひどいわー!」
「可愛いが穢れると困るから当然よ!」
「お前ら騒ぎすぎ」
「宍戸に鳳・・・アンタたち相変わらずいつも一緒よね・・・」
「あれ?先輩の後ろの女の子誰ですか?」
「この子は。ウチのクラスの転入生」
「先輩ですね、俺は鳳長太郎です!で、こっちが宍戸さんです」
「宍戸亮だ」
「・・・です」
「ったく、何で次から次へと現れるのよ、アンタたちは。部長のとこにもいけないじゃん」
「部長のところ?」
「そう、をマネにするためにね!」
「なんや姫さんマネやりたいん?」
「・・・姫さん?」
「そうや、自分姫さんって感じやん」
「そ、そんなことないよ・・・」
「で、姫さんはマネやりたいん?」
「うん、私ね六角から来たんだけど・・・そこでもテニス部のマネージャーやってて・・・」
「なら俺賛成☆」
「俺も賛成や」
「アンタたちが賛成しても問題は部長でしょーが」
「部長だって大丈夫だって」
◇◇◇
「岳人の言うとおり、本当にあっさりマネージャーになれちゃったもんね・・・」
全部みんなのお陰。
みんな私をマネージャーに推薦してくれた。
でも、今思えば・・・・・・私が氷帝に転入して来なかったらよかったね。
そうすればは死なずに済んだんだもの。
「ごめんね、・・・・・・」
† 君の墓の前で小さく小さく呟いた †
(私、の前に現れちゃいけなかったんだ。)
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