† どちらへ進むもお前次第 †










「さて、じゃー作戦会議でもしますか!」




さーて、どうしましょう?

鎌倉攻めるのってどんな展開だったっけ・・・?




さん」


「ん?」


「何か策でもあるんですか?」




うっ・・・流石弁慶ー・・・

痛いところ突いてきますねぇ。




「策はありません」




もう、ここは正直に言うしかないよね。

だってたいした策なんてないもん。

っていうか、策自体ありません。




「・・・・・・」


「うまく鎌倉侵略できればいいなぁーなんて。やっぱり拙い?」


「・・・さんらしくていいのかもしれませんね」


「弁慶、それって私が単純ってこと?」


「いいえ、君が単純だなんて思っていませんよ。寧ろ・・・」


「・・・・・・寧ろ?」


「源氏・・・いや、この国一の策士かもしれませんね」


「あははー・・・それはないです」




私が色々、自分で言うのはなんだけどうまく運命を進めているのは・・・

私が起こり得る運命を知っていたから。

知らなかったら、何も出来ない。




「とりあえず、平和主義だから」




何事も平和的解決希望!!

もちろん、頼朝相手にも。




「そうだ、鎌倉の軍は?」


「烏からの情報だと平泉に向かっているらしいよ」


「流石熊野の烏さん。ちなみに政子さんは?」


「北条政子かい?」


「そう」


「北条政子も鎌倉の軍と共にいるよ」


「そっかー・・・」




まぁあの人瞬間移動出来ちゃうし。

鎌倉にいようが、平泉にいようが関係ないといえば関係ないね。

とりあえず、今こうして船で鎌倉侵略目指してる所を邪魔されたら問題ありだけど。




「なんかいいお天気だねー」




冬、だからかな。

空気もすごく澄んでる感じだし・・・

こういうのを戦日和って言うのかな?




「えぇ、風向きもいいですし」


「何せこっちには美しき戦女神様がいるからね」


「戦女神?」


「そう・・・俺たちの戦女神はお前だよ、


「うわぁーそんな風に言われちゃったら負けられないなぁ」


「当然。負け戦はお前には似合わないからね」


「まぁとりあえず・・・平和に行きましょう!」




相手は戦する気満々だったりして。

でもー頼朝だしなぁ・・・

あの人正直よくわかんない。

でも・・・

絶対に、みんなで幸せな運命に進むんだから・・・!!!










† どちらへ進むもお前次第 †

(負け戦なんて絶対にしないんだからね!)



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