† その肩に背負うのはひとつの国とたくさんの命 †










「初めまして、です!」




よし、自己紹介終了。

とっても安易で単刀直入。

だって宴だもん。

長く自己紹介しても仕方がない。




「これから散々お世話になります。よろしくお願いしまーす!」




とりあえず、必要だよね。

よろしくお願いします、の言葉。

これでOK。




「ねぇー将臣」


「何だ?」


「反応薄くて超淋しい」


「はは・・・まぁ仕方ねぇーだろ?」


「もうちょっと面白い反応希望してたのにー・・・」




惟盛が暴れだすとか。

でもー・・・惟盛まだ怨霊になってないんだよね。

だからあの面白可笑しい感じの性格じゃないし。




「まっとりあえず・・・今はあいつ等の舞を見ろよ」


「あっ知盛と重衡出てきた」


「お前のリクエストだろ?ちゃんと見てねぇーとあいつ等キレるぜ?」


「あは、キレられたら困っちゃうね」




怖いし。

知盛も怖いけど・・・重衡も怖い。

婚約破棄とか言われたら哀しいし。




















◇◇◇





















殿!殿!」


「ん?帝?」




あっ・・・なんか可愛いなぁ・・・

そっか、まだ小さいんだよね。

三年前だし。




「お祖父様が仰っていた、殿は還内府殿や知盛殿、重衡殿の大切な方だと!」




清盛お義父様ー・・・偉い!

この小さい子に私が三股かけようとしてるってこと言わないでくれたんですね!!

帝の教育上よくないってわかってくれたんですね!!

この時代何が起こるかわかんないって覚悟してたけど・・・!!!

そういえば・・・家系図的に考えて・・・

私、彼等と結婚したらー・・・帝の伯母ちゃん?




「帝ー・・・伯母ちゃんはやめてね?」


「・・・?」


「せめてお姉ちゃんにしてください、お願いします」




やっぱり、伯母ちゃんって呼ばれるのはちょっと勇気がいるんです!!

だからお姉ちゃん、絶対にお姉ちゃん呼び希望!




「姉上・・・?」


「そう、姉上でいいですよー」




っていうか、伯母ちゃんじゃなかったらもう何でもいいです!!

お願いします、帝・・・!!!




「姉上・・・姉上!姉上!!」




あっ・・・なんかメッチャ可愛い・・・

懐いてくれてるんだよ・・・ね?

うわぁ・・・なんかすごく嬉しいかも。










† その肩に背負うのはひとつの国とたくさんの命 †

(かわいいなぁ帝は!)



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