† この手で抱き締めて、愛してると言いたい †










「うわぁぁぁっーーー!!!」


「何?何??どうしたのさ・・・大声出して」


「こ、これ、すごいの!セルティが送ってくれた動画なんだけど!!!」


「うわぁー・・・まさしく静雄無双だね」




罪歌の子どもたちとの一件のあとすぐ、臨也によって新羅の家に連れてこられた私。

そんなこんなで新羅の家の軟禁状態の私に、セルティが送ってくれた動画は・・・

まさしく、シズちゃん無双。

敵をばっさばっさ倒していくシズちゃん。

いや、敵っていうか・・・あぁ、罪歌の子どもたちか。

だって、目が赤くて刃物を持ってるから。




「あーなるほど。そっかぁー・・・・・・コントロール掴めたんだ」


「え?」


「ほら、シズちゃん。自分の力コントロールしてる」


「全然わかんないんだけど!!!」


「えぇー新羅見る目ないなぁー。全然違うのに」




これなら、誰も死ぬこともないね。

うん、安心。

でも・・・ちょっとだけ、なんか寂しい。

あぁーシズちゃん無双生で見たかったなぁーうん。

・・・・・・とりあえず、シズちゃんに愛してる愛してる言ってる罪歌の子どもたちはウザいけど!!!











「こんな俺でもずっと愛してくれてる奴がいるんだ」











・・・・・・反則。

しかも、セルティ!!!

しっかりシズちゃんの顔アップにしてくれてありがとう!!!

・・・・・・これ、私に対して言ってくれてるって自惚れてもいいよね?




「静雄もセルティが動画撮ってるなんて思ってもいないだろうねぇー」


「だろうねー」




とりあえず、最後まで見終わったら保存しよう、あと複製もいっぱいしておこう。

メモリーカードとPCに転送しておけば大丈夫かな?

あとは、シズちゃんに絶対見つからないようにしなくちゃね!!

シズちゃん恥ずかしがり屋サンだから見つけた瞬間携帯やらなんやら壊されそうだし!!

あと、臨也にも絶対見せない!!!




「新羅、絶対にこれ内緒にしててね」


「えぇーどうしよっかなぁー」


「バラしたら・・・新羅のこと絶対許さない」


「何その脅迫!!」


「覚悟しといてね」


「うわぁーなんでこんな寒気がするんだろ!まぁ、言わないから安心しなよ」


「うん」




新羅ってなんだかんだいって・・・私に甘いよね。

私にとってお兄ちゃんみたいな存在。

同じ歳だけど!

まぁ、セルティも私にとっては親友でありお姉ちゃんみたいな存在だから釣り合いは取れてる!!




「よし、とりあえずシズちゃんに電話しよーっと!」





















◇◇◇





















「もしもし?」


「あっシズちゃん?今大丈夫?大丈夫?」


「・・・あぁ、終わった」


「あのね、あのね!シズちゃんのこと、私は超絶愛してるから!!」


「は?」


「それだけ言いたかったの!」


「・・・そっか、サンキュ。・・・俺も、・・・お前のこと愛してるから」











† この手で抱き締めて、愛してると言いたい †

(あぁ!もう大好き!シズちゃん大好き愛してる!!!)



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