† 歪んだ愛だと言われても気にしない †










「あぁ、。これ見た?」


「んーチャットのログ?最近甘楽サンのチャット入ってないから見てないー。てか、知ってるでしょ?」




臨也が管理人なんだから、閲覧者一覧も見れるわけだし。

当然、私のHNも何もかも知ってるんだし。

違う名前で入ったとしてもわかるだろうし。




「ホント、折角教えてあげたのに。入ったのは一瞬だけだったよね」


「私は色々と忙しいんですー」


「夜早く寝なきゃ次の日起きれない子だもんね」


「どーせ、お子様ですよぉーっだ。って、何コレ」




臨也のチャットのログを見続けていけば・・・

まるで荒らしのような発言が続く。

発言者は、罪歌。

あの、妖刀・罪歌と同じHN。




「すごいでしょ」


「うん、すごい荒らしよう・・・って、なんでシズちゃん?」


「あぁ、シズちゃんが強いからみたいだよ」


「何コレ何コレ何コレ何コレ・・・!!!!」




何コレ!!!

シズちゃんのこと愛してるとか、愛してるとか、逢いたいとか。

愛さなきゃいけないとか・・・!!!

何よ、このシズちゃんへの愛の言葉告白の連発!!!




「ねぇ、臨也」


「ん?」


「罪歌って、元は一人・・・っていうか、一つだよね」


「あぁ、そうだよ」


「でも、コレはきっと・・・罪歌から生み出された罪歌だよね」


「あーあ、って変なところで鋭いからやりにくいよ、ホント」


「シズちゃん斬られちゃうのかなぁ、嫌だなぁ・・・絶対に嫌だなぁ・・・」




シズちゃんが私以外に傷つけられるとか考えられない。

まぁ、私も傷つけることなんて出来ないんだけど。

てか、逆に治っちゃうし。




「一回斬られたほうがいいんじゃない?シズちゃんは」


「えぇー絶対嫌だ、嫌だ。多分、大丈夫だと思うけどシズちゃんも罪歌になっちゃうとか耐えられない」


「シズちゃんはならないでしょ」


「うん、多分ね」


「で、チャンは罪歌のことどこまで知ってるのかなぁー?」


「んー罪歌の今の持ち主が誰か、ってことくらい?」


「あぁ、そこまで知ってるんだ」


「だって、私は臨也と繋がってるから、ね」


「その台詞、ちょっとシズちゃんに聞かせてやりたいなぁ!」


「へ?」


「まぁ、は俺の何重にかけたセキュリティも簡単に解除しちゃうんだもんなー」


「違うよ」


「ん?」


「臨也が私に教えてるだけでしょ」




わざわざ私にセキュリティを解除させて、情報を見させる。

全ては、私のため。

私が危険なことに首を突っ込みすぎないため。

そのために、大学のとき社会勉強として臨也の仕事手伝わされたんだろうし。




「なんだ、わかってるんだ」


「当たり前でしょ」


「まぁ、そんなだからいいんだよ、俺は」


「臨也はさ、罪歌に愛してるって言われたらどうする?」


「俺は・・・罪歌に向かって俺はを愛しちゃってるんだって言ってやるよ」


「それはとっても素敵な告白ね」


「でも、ホント気をつけなよ」


「わかってるよー」


「わかってないだろ」


「えぇー」


「もう、軟禁してやろうかな」


「え、いきなりその発言はおかしくない?」


「そう?俺は今すぐでも君をここに閉じ込めてしまいたいって思ってるよ」











† 歪んだ愛だと言われても気にしない †

(目がちょっと本気っぽくて怖いんですけど!でも、臨也は私にそんなこと出来ない、よね?)



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