† 何でお前らはそんなに鈍感なんだろうねえ †
「あー惜しい。蓮にしては頑張ったけど」
さすがにまだ、のことが好き。
なんて、伝えられないよねぇー。
まぁ、いきなり蓮が告白したらしたでびっくりしちゃうけど。
「ははっだな」
「も鈍感だからまぁ仕方ないか」
「お前も人のこと言えないんじゃないか?」
「えぇーそんなことないと思うけど?あ、柚木先輩にメールしとこ」
忘れないうちに。
忘れてて、いきなりランチーとか言ったら後で怖いし。
苛めっ子だし、柚木先輩。
「あ、つっちー。いい席ない?出来るだけ後ろのほうで」
「・・・そうだな・・・あ、あの一番後ろ空いてるぜ」
「おーなかなかいい感じの席。さぁつっちーGOだよGOー!」
「はいはい」
うわぁーなんか、つっちー呆れ顔。
まぁ、こんな顔一年のときから見てるから慣れっこだけど。
◇◇◇
「あーってばもう座ってるし」
「はぁ・・・」
あはは・・・
月森くん、またため息ついてるし。
「あ、月森くん。あそこ空いてるから行かない?」
「は?」
「あ、ごめん!他に一緒に座りたい人いるよね!!」
さっき、気になる人発言してたし!
あぁーもう、あたし空気読めてないーーー!!!
「いや、君がいいのなら・・・」
「あ、あたしはもちろんいいよ!てか、誘ったのあたしだし!」
「そうか・・・」
◇◇◇
「さーって、早速寝るとしますか。柚木先輩にメールも送ったし」
返事は返ってきてないけど。
まぁ、余程のことがない限りNOとも言わないのが柚木先輩だし。
今回は柚木先輩にも原因があるんだから無理やりにでも付き合ってもらわなきゃね!
「いや、早すぎるだろ」
「えぇー」
「そーだぞー」
「金澤センセ・・・って、なんで隣座るかな」
「ほら、俺も歳だからなー」
「いや、関係ないでしょ」
「まぁまぁそんなことは気になさんな」
「あ、大丈夫でーす。気にしてません」
「お前さんなぁー」
別に金澤センセが隣に座ってても全然気になりませーん。
だって、金澤センセだもん。
怖い数学のセンセとかだったらさすがに寝ないけど。
金澤センセなら大丈夫、全く問題なし。
「さーって、今度こそ寝るから」
「いや、だから」
「おやすみなさーい」
あ、つっちーがため息ついた。
でも、無視。
寝るのが大事。
睡眠は大事だもんねー。
◇◇◇
「あのースミマセンー。隣いいですか?」
「うん、もちろん!って、ちゃん?!」
「あ、火原先輩に柚木先輩」
「おはよう、さん。さんは一緒じゃないんだね」
「あ、はい。あの後ろのほうで携帯いじって・・・あ、今は寝てますね」
「それで月森くんと一緒なんだね」
「はい、の自己中に二人して巻き込まれました」
「彼女らしいね」
「あ、そうだ。火原先輩、柚木先輩。今日、四人でランチしてもらえませんか?」
「え?」
「あぁ、さんからのメールの理由かな?」
からのメールは一言。
「責任とってランチ一緒にして」
アイツ、俺に対して結構上からだよな。
まぁ・・・面白いことは確かだから許してやるけど。
「はい、多分」
「じゃあ、僕は構わないよ。火原はどうする?」
「もちろん俺もいいよ!!」
「・・・がまた迷惑をかけたみたいですね」
「気にしないで、月森くん。僕にも少なからず原因があるから」
それに、火原は火原でさんとランチが出来て喜んでるみたいだしね。
親友に花を持たせてやるのも悪くない。
「・・・ありがとうございます」
「本当に幼馴染なんだね、二人は」
「・・・不本意ですが」
「苦労しているみたいだね、月森くん」
「はい」
† 何でお前らはそんなに鈍感なんだろうねえ †
(でも、月森くんも相当、彼女のことを思っているよね。もちろん、幼馴染として・・・ね?)
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