† 他人が食べてる果実ほど、おいしそうなものはない †
「あ、紘センセ、いいもの食べてるー!」
「食うか?」
「食べるー」
が金澤先生が食べてる肉まんを強奪。
いや、むしろ餌付けか。
なんていうか・・・最近じゃこんな光景も見慣れて普通に見えます。
慣れって恐ろしい。
「センセーこれ、何まん?」
「豚角煮まん」
「おぉー角煮まん、初めて食べたー」
「そうか、そうか。よかったなー」
・・・金澤先生も最近、なんだか不思議な感じがするのは気のせいかなぁー?
タバコ辞めてるみたいだし。
・・・って、天羽ちゃんが言ってた。
「日野ーなんか疲れきってる顔してるぞー。アンサンブルキツイか?」
「いや、そんなことないですよ!」
てか、多分今疲れたような顔してるのは・・・
確実に金澤先生との所為!
アンサンブルは大変だけど割りとうまくいってると思うし。
「まぁなんかあったら話くらい聞いてやるぞー」
「あはは・・・ありがとうございます」
「あ、でも俺にあんま面倒かけさせんなよー」
「どっちなんですか」
「紘センセーありがと、角煮まん」
「もういいのか?」
「うん、一口で十分ー。梁ちゃんのお弁当食べれなくなったら怒られる」
「ははっ今日は土浦作の弁当か」
「そう!私の好きなものオンパレード!」
「なんていうか、土浦も相変わらず甘やかしてるよなー」
・・・うん、金澤先生の言う通り。
土浦くんの甘やかしようは半端ない。
なんていうか・・・ホント過保護。
まぁ・・・過保護要因がいっぱいいるから際立って目立ってるわけじゃないけど。
「あ、そういや・・・ご両親元気だったか?日本帰ってきてたんだろ、吉羅が言ってた」
「あ、うん。相変わらず元気元気。てか、紘センセもうちの両親のこと知ってるんだね」
「まぁ有名だったしなー。俺は結構仲もよかったし」
「あっそうそう香穂ちゃん聞いてよー私が昔遊んでもらってたお兄ちゃんが吉羅サンだった」
「は?」
「なんかねーこの前知ったっていうか思い出したんだけど、昔遊んでもらってた暁彦お兄ちゃん=吉羅サンという展開」
「えっとつまり・・・理事長の事昔から知ってたってこと?」
「うん、そんな感じ。通りで理事長室とか居心地がいいわけだよねー」
「ってホントよく理事長室行けるね、私は出来れば行くの避けたいのに・・・」
「吉羅サンって何だかんだ言って優しいよー。ロイヤルミルクティー美味しいし」
「なんていうか・・・ってやっぱり最強だよね」
「ははっそれは紛れもなく血だな」
「血?」
「お前さんの両親も相当最強な奴らだったよ」
「え、マジ?・・・・・・うん、否定はできない気もする」
「日野、聞いて驚け。の両親はこの学院の元生徒会長と副会長様だ」
「えぇ?!」
・・・ごめん、。
私、そろそろついていけてないと思う。
吉羅理事長がの遊び相手だったってこと辺りからもうついていけてません。
† 他人が食べてる果実ほど、おいしそうなものはない †
(てか、の両親と金澤先生って同級生?)
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