† 幸せを呼ぶ黒猫 †
「ー!」
「んー?菜美ちゃんどーしたのー?」
「はい、これ」
「・・・・・・菜美ちゃん、これどうしたの?」
「んー加地くんからの提供」
菜美ちゃんの手には黒い猫耳。
と・・・黒い服。
「加地くんから?」
「うん。に絶対に合うからって・・・って!何処行くの?!」
「加地くんのところー!」
名案が思いついたから!
うん、絶対似合う!
「あれ?さん?走ってどうしたの?」
「あ!加地くんいい処に来た!」
「え?」
「加地くんも猫耳つけてー!!」
「えっと・・・さん?」
「絶対に合うと思うの!」
私、間違ってない!
絶対加地くんは猫耳似合う!
「あ、そういうことなら報道部から提供するよー」
「菜美ちゃん!」
いつの間にか菜美ちゃんが私の隣に。
追いかけてきてくれたんだねー。
「天羽さん?えっと・・・どういうこと?」
「いや、が加地くんにも猫耳つけたいみたいだったからさー報道部に白いのだったらあるし」
「やったー!写真とってね、菜美ちゃん!」
「もちろん」
「加地くんー猫耳つけて香穂ちゃんに見せようー」
「うん・・・さんが喜んでくれるならいいかな」
◇◇◇
「加地くんーできたー?」
「うん、出来たよ」
「じゃー見せあいっこー!」
なんて言いながら、出てきたさんは・・・
言葉に言い表せないくらい猫耳が似合っていた。
「・・・・・・ッ!!!」
「うわぁー加地くん、猫耳似合うー」
「さんもすごく可愛いよ」
「ありがとー」
本当に、すごく似合ってる・・・
僕の勘は間違ってなかったみたいだね。
「さん」
「んー?」
「本当にすごく似合ってる。用意してよかったよ」
「ありがとー!じゃー香穂ちゃんに見せに行こうー」
◇◇◇
「香穂ちゃんー!見てみてー!」
えっと・・・
猫耳をつけたと加地くん。
何処から反応したらいいですか?!
「加地くんと猫耳ー!」
「どうしたの?それ」
「んーっとねー私のほうは加地くんからの提供ー」
あーなるほど。
加地くんがにつけて欲しくて用意したってことだね!
「でー加地くんのほうは報道部からの提供ー」
・・・・・・。
報道部ってなんでもあるんだね・・・!!
「どうー?どうー?」
「うん。すごく可愛いね」
「えへへーありがとー加地くんもすっごく似合ってるでしょー!」
「うん」
正直、似合いすぎです。
「絶対加地くんは猫耳似合うって思ったのー」
「もしかして・・・加地くんに猫耳つけてもらうこと提案したの?」
「うん!間違ってなかったでしょー」
なるほど、これで色々繋がった。
特に、加地くんが猫耳つけてる理由!
にお願いされて断れなかったんだね!!
「加地くん、頑張れ」
「あはは・・・ありがと。日野さん」
◇◇◇
「天羽さん!天羽さん!」
「んー?」
「さんの写真撮ったよね?」
「もちろん」
「絶対に譲ってね!一種類につき三枚ずつくらい!」
「あはは・・・なんていうか、加地くんってのことめっちゃ好きだよねー」
「うん」
「まぁ楽しみにしててよ。いい出来だって自信はあるから」
「うん。天羽さんのカメラの腕も天羽さん自身も信頼してるよ」
「それはそれはありがとねー」
† 幸せを呼ぶ黒猫 †
(なんていうか、加地くんってホント自分に正直だよね!)
原案:如是姫様。
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