† ありがとうってこんなに嬉しいものなんだ †
「はい、さん」
「んー?」
「これ、プレゼント」
「・・・私、誕生日じゃないよ?」
「うん。知ってる」
「じゃーなんでー?」
「そろそろ寒くなってきたから」
加地くんがまたに何かプレゼントした模様です。
今回のはなんだろう?
「開けていいー?」
「うん、どうぞ」
「マフラー!ふわふわー!」
プレゼントの正体はマフラーでした。
「昨日の帰りになんとなく入った店で見つけたんだ。きっとさんに似合うと思って」
「ふわふわで気持ちいいー」
「うん、やっぱりさんによく似合ってる」
「加地くんーホントに貰っていーの?」
「もちろん。だってさんのために買ったんだよ」
「ありがとーすごく嬉しいー」
「うん、さんが喜んでくれたみたいで僕も嬉しいよ」
マフラーが無事の元に行ったことでカナリ満足している加地くん。
満面の笑顔です。
「・・・マフラーか、素敵なプレゼントだね。季節限定のものだけど」
面白くなさそうな人が一人。
白い微笑なのに嫌味付の発言。
さすが柚木先輩。
「季節に合った贈り物というのもなかなか趣があっていいと思いませんか?」
「そうかもしれないね」
冷戦勃発。
そろそろ避難するべきか・・・
あぁ、でもを置いては行けない・・・
「香穂ちゃん、見てみてーふわふわ」
「うん、にすごく似合ってるね」
さすが加地くんって感じ。
「ありがとー」
「確かによく似合ってるね、」
「えへへー加地くん、ありがとー」
あーなんか加地くん嬉しそう。
もう、全身全霊で嬉しいって感じ。
柚木先輩どう出てくるんだろう・・・何か考えこんでるし。
◇◇◇
「はい、」
「んー?」
「僕からのプレゼント、受け取ってもらえる?」
昨日は加地くん。
今日は柚木先輩。
見事なまでのプレゼント攻撃・・・
「柚木さん、私、誕生日じゃないですよー」
「うん、もちろん知ってるよ」
「じゃあー・・・」
「昨日加地くんが君にマフラーをプレゼントしたのを見てね、マフラーだけじゃ寒いと思ったから」
「とりあえず、開けてみてもいいですかー?」
「うん、いいよ」
「あ、手袋ーふわふわー!」
なるほど。
季節ものには季節もので対応。
しかも、行動が早い。
色んな意味でさすが柚木先輩。
「香穂ちゃん見てみて!ふわふわー!可愛いー」
「もらってくれる?」
「貰うー。手袋嬉しいーふわふわーありがと、柚木サン」
「そう、それならよかった」
先手を打った加地くんもなかなかだったけど・・・
柚木先輩もなかなかです。
うん、なんていうか・・・すごいよね。
† ありがとうってこんなに嬉しいものなんだ †
(結論、二人ともすごいけど・・・結局のところが一番最強。)
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