* きんいろのいと *
「ただいまー」
「ただいまー」
「おかえりなさーい」
・・・なんて、さんは言った。
おかえりなさい、なんて・・・久し振りに言われた。
「本当は正面からちゃんと言う予定だったんだけどねーちょっと予定が狂っちゃった」
ちょっと、嬉しかった。
「千艸とさん、先に中入ってて。俺ちょっと水遣りしてくる・・・」
「水遣り?」
「うん、庭の・・・あっ千艸、水遣りしてもらえる?」
働かざる者喰うべからず。
「あっ私もやる!!」
「うん、じゃあよろしく」
「はーい!」
さん一緒なら安心かも。
そういえば・・・千艸とさんって結構仲良し・・・?
一緒に学校着たし、普通に喋ってるし・・・
っていうか、さんって何者?
・・・・・・まぁ、いっか。
それより、俺、ホースとか蛇口のあるところ説明してない。
「千艸、さん・・・」
「千鋃千艸?!」
おー・・・本当に蛇が喋った。
「お前、死んだはずでは・・・」
「死んだことになってるのか。そりゃあ、有難い・・・」
「虹!!」
「おう!」
うわぁー・・・成重さん美人ーー。
って、私呑気すぎ?!
あっ羅貫。
「羅貫ー」
「さん、これは一体・・・」
「ん、ちょっと静かにね」
多分、羅貫が見てること、千艸は気付いてるだろうけど。
とりあえず、千艸が呼んでくれること、待とう。
「羅貫、。大丈夫だよ、おいで」
「はーい」
「羅貫・・・?・・・?」
「・・・・・・」
「お・・・皇子?!」
「お、皇子と同じ顔?!」
虹が戻った!!
うん、やっぱり似てるよねぇ・・・
沙芽の皇子と妖芽の皇子。
「沙芽?!」
あー・・・考えてる間に、羅貫、銃の樹育てちゃってるし。
成重さんびっくりしてるし。
「そういうことだ、重華成重。刀をしまえ」
「そういうことって・・・」
説明になってません、千艸さん!!
パニックになってるよ・・・成重さんと虹。
「あの・・・とりあえず、中へどうぞ」
羅貫は諦めたもよう。
うん、こういう時は諦めが肝心だよ!
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||