† ああ、この人は本当に彼女が好き何だなって分かった †











「ねぇーちゃん」


「ん?えっとー・・・スミマセン、誰でしたっけ?」


「万里です」


「あーうん、わかった。どーしたの?万里くん」


「炎樹以外に指名する気ないの?」


「え?」




うわぁー・・・炎樹睨んでるよ。

ごめん、ごめん。

別に俺はちょっと興味あっただけだから。

聞けって言って来たのは他の奴らなんだって!

ちゃんファン結構いるみたいだしなぁーここ。

もう、怖いなぁー。

後でちゃんと言って聞かせよう、先輩として。




「あっ別に、俺は炎樹を敵にまわす気ないから」


「・・・・・・?」


「ダメ」


「炎樹」


が指名していいのは俺だけ」




あーあ、何か見せ付けられちゃってる気分だねぇ。

てか、炎樹、俺に敵意向けすぎ。

怖い怖い。

そりゃ、ちゃん可愛いと思うけどさぁーアイドルだし。




「炎樹、お客さん待たせちゃダメでしょ」


「・・・・・・」


「折角炎樹のために並んでくれたんだよ?無碍にしちゃダメでしょ」


「・・・・・・わかった」


「うん、宜しい。いってらっしゃーい」




ちゃんの言葉で渋々っぽいけど席に戻る炎樹。

大人だねぇーちゃん。




ちゃん強いねぇー」


「ん?」


「炎樹と付き合い長いの?」


「んー・・・まぁ適度に。デビューの時から一緒」


「へぇーそれは知らなかったなぁ」




あー・・・そろそろ限界かな。

炎樹くんの睨みが最高潮に達してる。

ここは逃げるが勝ち。




「ん、じゃーちゃん、またね」










† ああ、この人は本当に彼女が好き何だなって分かった †

(まぁ好きな女が他の男と喋ってたら不機嫌にもなるか。)
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