† 君の代わりなんて見つけても、君がいないと思い知らされるだけだ †
「ロックオン」
「・・・アンタは確か、だったよな?」
「正解。ロックオンに・・・ニールに弟がいるってことは知ってたんだよ」
「へぇー・・・アンタ兄貴の恋人だったわけ?」
「さぁ、どうなんだろうね」
「は?」
「だって恋人なんて言ったことないし」
「・・・・・・」
「でも、大切だったのはホント」
「ふーん。で、俺を兄貴の代わりにしたいわけ?」
「そうだね。なってくれたらいいのにねー」
「・・・・・・」
「でもね、ロックオンだとしても、ニールじゃないから」
「・・・アンタ、ムカつく」
「あはっムカつかれた」
「・・・覚悟してろよ」
「は?」
「絶対、振り向かせてやるから・・・」
「その呼び方はちょっとズルイや」
「ライル」
「ん?」
「俺の名前」
「・・・そっか。じゃあ、期待してるね、ライル」
「・・・やっぱムカつくな、アンタ」
† 君の代わりなんて見つけても、君がいないと思い知らされるだけだ †
(顔が似てるの、声が似てるの・・・でも、違う。)
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