† 私は貴方に仕える事が何よりも幸せです †











「柊、柊!・・・ここにはいないのかな・・・」




もう、柊の好きそうな所は全部回ったのに・・・

柊の姿はどこにもない。




「私をお呼びですか、我が君?」


「柊!いったいどこに・・・ってなんで後ろに?!」


「我が君にはじめに呼ばれたときからずっと後ろにおりましたよ」


「うそぉ・・・それなら早く声かけてくれたらよかったのに!」




はじめに呼ばれたときから・・・ってことは結構長い時間後ろにいたってこと?!

全く気づかなかったんだけど・・・!!!




「我が君が私を探してくださるという幸福をかみ締めていたのですよ」


「な、何それ!」


「わかりやすい言葉にいたしましょうか。そうですね・・・私は我侭ですから」


「全然わかりやすくなってないんだけど・・・」




柊っていつも、わかりにくい。

私のこと・・・好いてはくれているんだと思う。

それは、多分、絶対なんだけど・・・行動が不可思議。




「あなたの声を聞きたい、あなたに名を呼ばれたい・・・という想いが募ってしまうのですよ」


「お、想いって!!」


「ふふっ本当に罪作りなお姫様ですね・・・我が君」




おまけに・・・変なところでストレート。

私の顔を赤くするのが本当に・・・得意。










† 私は貴方に仕える事が何よりも幸せです †

(でもそんな彼が好きで仕方がない。)
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