† 幸せですか?と聞かれて幸せですと答えられる人は少ない †
「ねっシズちゃん。明日もお休み?」
「いや、明日は仕事だ」
「そっかぁー残念」
「なんかあったか?」
「んーん、たいしたことじゃないんだけど、部屋の片付け手伝ってもらおうかと思って」
さすがにそろそろ片付けたい今日この頃。
新羅も盗聴器とかそういう関係のものはないか調べてくれたけど・・・
あの花とか羽根とかは全く片付けてくれなかったもんね!
まぁ私も盗聴器とかないかの確認お願いしただけだったから仕方ないけど。
「あー明日は仕事早く終わる予定だから手伝う」
「え?」
「一件行くだけだからさ。そんな時間もかかんねぇだろうし」
「じゃあ、帰ってきたら手伝ってくれる?」
「あぁ、任せとけ。てか、今日はどうするつもりなんだ?」
「んーシズちゃんの家に泊めてもらう!」
「は?」
「ダメ?」
「いや、ダメじゃねぇけどさ・・・」
「なぁにー?」
「・・・・・・その、さ・・・そろそろ限界かもしんねぇ」
「へ?」
「好きな女に隣で寝られて、どうこうできるほど俺はまだ人間ができてねぇーんだよ」
「いーよ」
「は?」
「シズちゃんになら食べられちゃっても私はいーよ」
「おまっ何そんな恥ずかしい台詞・・・!」
「ぜんぜーん、恥ずかしくなんてないもん。だって私、シズちゃんのことだーい好きなんだもん」
「・・・・・・俺、お前には一生敵いそうもねぇわ」
「あはっ女は強いイキモノなんですーあ、今から新羅の家行っていい?」
「あぁ、別にいいけど。何しに行くんだ?」
「これ持って行くんだぁー」
「・・・なんだそれ?」
「んーポケモン。新作で私と色違い、セルティにやってもらおうかと思って」
「ポケモンって懐かしいな」
「でしょー。私も久しぶりに始めちゃった」
ちょうど私たちってポケモン世代だもんね!
151匹だったころのポケモン世代だよね!
でも、今ではもう151匹なんてとっくに超えちゃってるんだよ!
でもって今回セルティにお礼と称して買ったのは私と色違いの新作。
「お前がRPGとかやるイメージないんだけどな」
「ほら、ポケモンってそこまで難しくないじゃん?」
「まぁ確かに。決められたルートだもんな、ある意味」
「そうそう、だからRPG苦手な私でもできちゃうわけですよ!」
「でも、セルティがやるのか?」
「それはわかんないー。まぁ新羅も嫌いじゃなさそうだしいいかなぁーって」
セルティがやらなかったら新羅がやるだろうし。
私としてはどっちが楽しんでくれたっていいし!
強いて言えば、通信とかでポケモン交換とかしてくれたら嬉しい!
だって、戦略でどっちかしか出てこないポケモンがいるもんね!
ポケモンマスターになるためには通信も必要なんです!
「あとは、報告」
「は?」
「シズちゃんとお付き合いすることになりましたーって」
「なっ」
「あはっシズちゃん顔真っ赤だー!」
「うるせぇ・・・!!」
「だって、新羅もセルティも私にとってもシズちゃんにとっても大切な友達でしょ?それこそ数少ない」
「まぁな」
「だったら報告しなきゃ。きっと喜んでくれるから」
「・・・そうだな」
◇◇◇
ピンポーン。
「やぁ、まさかこんなに早く一緒にいる姿を見ることになるとは思わなかったよ」
「、静雄、いらっしゃい」
「セルティーっ!あのね、聞いて聞いて!シズちゃんとお付き合いすることになりました!」
「・・・!!そうか!よかったな!」
「うん!」
「また超展開になったね。まぁ・・・こうなるのも時間の問題だとは思ってたけど」
お互いに好きで好きで仕方がなかったんだもんね。
何年も、ずっと。
俺としても結構喜んでるんだよ?
「でね、これお礼!セルティに是非!」
「結局何にしたんだい?」
「ポケモン」
「・・・ちなみに新作?」
「うん。私と色違い」
「・・・ごめん、」
「え?なんで新羅が謝るわけ?!」
「俺とセルティも発売日からポケモン始めちゃってるんだ」
「え、マジ?」
「・・・あぁ、すまない、・・・」
「ううん!セルティは悪くないよ!!」
「折角セルティにお礼で持ってきてくれたのにごめんね。盗聴器探索のお礼はその気持ちだけで十分だよ」
「ホント?」
「あぁ、まさかこうなるとは俺も思わなかったからね。あぁ、そうだ静雄にあげたら?」
「え?」
「は?」
「DSも一世代前のなら余ってるのあるし、あげるから静雄と楽しみなよ」
「えっと・・・シズちゃんポケモンやる?」
「あぁ、やる」
「そっかそっか!じゃあソフトあげちゃう!」
「サンキュ」
† 幸せですか?と聞かれて幸せですと答えられる人は少ない †
(よし、一件落着だね。みんなでポケモンマスターを目指そうじゃないか)
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