† 一緒に帰れないかな…って †










「れーん!お待たせー!」


「・・・・・・」


「うわっあからさまに遅いって顔されたー!そんなに遅れた?」


「いや、遅れてはいない」


「あ、ホント?それならよかった」


ー!月森くーん!!」








「今帰り?一緒に帰らない?」


「ん、いーよ。一緒に帰ろ」


「月森くんもいい?」


「・・・あぁ」


「あ。も一緒にご飯食べていく?」


「え?」


を無理に誘うのは・・・」


「あ、あたしも一緒に行っていいの?!」


「うん、もちろん。ねぇ?蓮」


「・・・がいいのならば」


「行く!一緒に行く!てか、晩御飯を月森くんと一緒に食べにいくなんて初めて!!」




とは遊びに行ったりしたら結構よく一緒に食べるけど。

月森くんと一緒っていうのは初めて!

コンクールの後とかもバタバタしてて一緒にご飯は行けなかったし!

貴重!




「じゃあ決まりー。何食べたい?」


たちは何食べるつもりだったの?」


「んー基本的に行き当たりばったりで気になった店に入ってるからなぁー後は蓮のお勧めとか」


「え、月森くんのお勧め?!」




それは気になる!

非常に気になる!!!

月森くんのお勧めの店?!




「あたし、月森くんのお勧めの店行きたい!!」


「蓮ーリクエストだよー。蓮のお勧めの店ってことでよろしく」


「・・・わかった。・・・の口に合えばいいが・・・」


さん!」


「あ、加地くん」


「今帰り?よかったら一緒に帰らない?!」


「んーいいよー。加地くんも一緒に行く?ご飯」


「え?」


と蓮と晩御飯なの」


「僕も一緒に行っていいの?!」


「あ、うん。大丈夫、多分」


「あ、あたしはいいよ!」


「俺も別に構わない」


「・・・え?もしかして、月森くん?!」


「・・・そうだが、何か?」


「・・・・・・」


「・・・・・・」


さん、ごめん。やっぱり今日はやめておくよ」


「え?」


「僕からお願いしたのにごめんね」


「え、あ、それはいいんだけど・・・あ、そっか。キーワードがヴァイオリンと蓮だったね」


「うん、そんな感じ」


「なんか、蓮だったらわかりそうだけど、聞くのはルール違反の気がするし安心して」


「あ、別にいいよ。月森くんに聞いてくれても・・・多分、わからないと思うし」


「私的に嫌なの」


「・・・そっか」


「また明日ね、加地くん・・・あ、そうだ。加地くんに特別に見せてあげる」


「え?」


「明日発行予定の校内新聞」


「え?!!あたしも見たい!」


「ダーメ。は明日しっかり朝ゲットしてくださいー!」


「えぇーずるいー!」


「だって当人だから天羽ちゃんがくれたんだし。だから、加地くんは特別」


「ねぇ、さん」


「ん?」


「この校内新聞って朝配られるの?」


「うん、たいてい朝」


「時間は?」


「んー天羽ちゃんが来る時間?配るの天羽ちゃんだし」


「・・・ってことは、朝7時くらいに行けば余裕かな」


「えっとー加地くん?もしかして、これ欲しいの?」


「うん、欲しい。ものすごく欲しい」


「そんなに欲しいならあげるよーはい」


「え?いいの?」


「うん。私もう見たし、いざとなったら天羽ちゃんからまたもらうし」


「ありがとう!早速帰りに額買って部屋に飾るよ」




額?!

額ってあれ?表彰状とか入れる額?!

か、加地くんが本気だ・・・

あ、月森くんが唖然としてる・・・っていうか、圧倒されてる?!

なんか貴重だぞ!!




「あはっ額ってなんか豪華でいいねー」


「やっぱり金色がいいかな?」


「私的には銀がいい」




って!

、なんで普通に会話成立させちゃってるの?!

しかも、銀色リクエストですか?!




「了解、じゃあ銀色の額を買うことにするよ。じゃあ、また明日ね」


「うん、また明日ねー」


さんと月森くんもまた明日」


「あ、うん。また明日ー」


「・・・あ、あぁ、また明日」










† 一緒に帰れないかな…って †

(とりあえず、加地くんってすごい!!なんていうか・・・うん、すごいとしか言えない。)



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