† アイツのおねだりは反則だろう †











ちゃんは当然宿題終わってるよね?」


「・・・・・・え?宿題・・・?」


「・・・・・・ちゃん、その嫌ぁーな間は何かな?」


「大地先輩」


「何かな?」


「宿題・・・忘れてました」


「・・・まさか、律の上を行く人間がいるなんてね・・・」




あぁ、そういえば・・・

ちゃんと律は幼馴染だったね。

考え方が同じでもそうおかしくはない。




「響也、お前は宿題・・・」


「まぁ、キリのいいところまでは。わかんねぇー問題あるから後で教えてくれると助かる」




響也はちゃんとやってるのか・・・

同じ幼馴染でこうも違うとはなぁ。




「あぁ、あと・・・の宿題は任せた」


「は?」


「去年までは俺の役目だったんだけどさ、今年はアンタに譲るからさ」


「ちょっと待とうか、響也」


「いや、待たない。アンタ頭いいんだろ?」


「大地先輩が教えてくれるんですか?!」




・・・ちゃん。

頼むから、そんなに目を輝かせて言わないでくれないか?

断ることなんて出来なくなる。




「・・・あぁ、いいよ。教えてあげるから持っておいで全部」


「はーい」


「おー太っ腹ーさすがは優しい恋人だこと」


「まさか、ちゃんが律の上を行く人間だとはね」


「ははっまぁ頑張れよ」


「大地先輩ー!持ってきましたー!」




・・・本当に見事に真っ白とは・・・

これは、なかなか強敵そうだな。




「じゃあ、まずは・・・」


「大地先輩」


「ん?」


「今日、ずっと一緒に宿題してくれる?」


「・・・・・・あぁ、そうしないと終わりそうにもないからね」




徹夜してもちょっと厳しい感じかな。

まぁ、まだ後夏休みは数日あるし・・・何とか終わらせるか。




「わーい、じゃあ今日はずっと一緒にいてくださいね」


「・・・ちゃん、それは反則」











† アイツのおねだりは反則だろう †

(本当に女の子は日々成長していくから怖いなぁ・・・)
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送