* 囁くとっておきの言葉 *
部屋に響くは艶やかな姫君の声。
男を煽る甘い声。
「はぁ・・・んっ・・・や・・ぁ・・・」
「やはりあなたは美しい・・・我が姫」
「も、やぁ・・・め・・て・・・」
「クッ制する声を上げながらもこちらは正直なようだぜ?」
兄上の細く長い指がの秘部をなぞる。
同時に反応を表すの甘い吐息。
「ひゃ・・・ぁん・・・っ」
「兄上、あまり苛めないであげて下さい」
「お前が言う台詞ではないであろう?」
「あぁ・・・っん・・・やぁ・・・」
兄上が蜜部に指を這わせれば同様に私が胸の頂を指で摘み上げる。
同時にに与えられる快感。
「はぁ・・・・・・・ん・・・っ・・・と・・・ももり・・しげ・・・ひ・・ら・・・もう・・やぁ・・・め・・」
その言葉に兄上の行動も私の行動もさらに進む。
「やぁ・・・知盛・・・そんなと・・・ころ・・・だぁ・・め・・・っ」
先ほどまで与えられた快感とは違う、もっと深い快感が与えられる。
兄上の舌がの蜜部を這う。
指とは違う快感。
の全てを知る兄上は攻め立てるように蜜部を這い続ける。
「ずるいですね、兄上」
「ちょ・・・っ・・重・・・衡・・・ぁ?!」
兄上に煽られたかのように私はの胸の頂を甘噛する。
突然に与えられるのは甘い痛み。
紡がれるのは私たちをさらに煽るような甘い喘ぎ声。
「申し訳ありません、我が君。あなたがあまりにも美しすぎるのが罪なのです・・・」
「わけ・・・わかんなぁ・・・いっ・・・・はぁ・・んっ」
の言葉を制するように唇を啄ばむ。
薄く開かれたすき間からの舌を捜すように私の舌が口内を荒らす。
「ずるいのはお前のほうであろう?重衡」
「兄上には敵いませんよ」
余裕な言の葉を紡ぎながらも・・・
愛しの我が姫への愛撫を止めることはしない。
「・・・やぁ・・・ん・・・・・ぁ・・・ん・・」
「クッ・・・我が姫君はもう限界のようだな?」
「ここで意地悪はして差し上げないで下さいね、兄上」
「どうであろうな?」
意地悪な言葉とは裏腹に攻め立てる動きを速める兄上。
それに合わせるかのように私は膨らみを弄ぶ。
「もっと・・・声を聴かせろよ・・・俺を煽るような声をな・・・」
「我が君、声を抑えないで・・・甘く、美しい声を・・・どうか」
夜が明けるまでまだ時は長い。
囁くとっておきの言葉
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