* 聞こえてるかな、僕のラブコール。 *











「もしもし?さん?」


「加地くんー?どうしたのー?」


「ちょっとお願いがあるんだけど・・・駄目かな?」


「んー?何ー?」


「あのね、僕はさんの声が聴きたいんだ」


「声?声なら・・・」



電話でこうやって話してるのに。

声が聴きたいなんて・・・可笑しな加地くん。



「うん、さんの・・・感じてる声が聴きたいな」


「え、・・・?えぇ?!」


「ふふっ、さん可愛い」


「か、からかったの?!」


「ううん、僕の本心だよ・・・全部」


「・・・・・・」



・・・加地くんはいったい何を考えてるんでしょう?



「ねぇ・・・さん」



耳元で聴こえるのは加地くんのいつもよりトーンを低くした声。

それだけで、耳元で加地くんの声が聞こえるだけで・・・

私の体は熱くなる。



さんの胸、どうなってる?僕に教えて?」


「胸・・・?」



電話の声に導かれるまま胸元に手を伸ばせば・・・

胸の小さな飾りが硬くなっているのがわかる。



「そう、胸。・・・どうなってる?」


「硬く、なってる・・・っ」


「ふふ、可愛い。まだ何もしてないのにね?さんは感じちゃったんだ」


「・・・・・・っ」


「ねぇ・・・じゃあ次は・・・さんの大切なところはどうなってるの?」


「・・・・・・グチャグチャになってる・・・っ」



加地くんの声だけで私の体は反応して・・・下着を濡らす愛液が溢れ出している。

触れられてるわけでもないのに、加地くんの声だけで・・・

耳元に聴こえる加地くんの声に体が熱くなる。



「そんなにグチャグチャなの?」


「・・・・・・うん・・・っ」


さん、淫乱だね・・・可愛くて好きだよ」


「・・・加地くん・・・っ」


「ん?どうしたの?」


「・・・・・・もっとぉ・・・」


「・・・さん。反則」


「・・・え?」


「そんな可愛い声出してお願いされたら・・・僕が弱いの知ってるでしょう?」


「知らないもん・・・っ」


「じゃあ教えてあげる。たっぷりとね・・・さんは僕の言うとおりにするんだよ」


「・・・・・・うん」


「まず・・・指でさんの気持ちがイイ処触ってみて?」



電話越しに言われるままに自分の気持ちイイ処を探す。

いつも、加地くんの指が触れてくれてる場所を今時分の指で愛撫している。

それがなんだか、すごく恥ずかしいことのように感じる・・・

でも、それと同時に来るのは快感で・・・自分がすごく淫らなように思える。



「・・・うぁ・・・っ」


「ふふ、気持ちイイ処見つけた?」


「・・・あぁっ・・・ふぁ・・・はぁ・・っ」


さん、僕の声聞いて?どう?気持ちいい?」


「・・・・・・はぁん・・・ぁあっ・・・んっ」


「その気持ちイイ処ちょっと強く弄ってあげて」


「・・・はぁぁ!・・・ぁっ!・・・加地くん、もっとぉ・・・っ」


「うん、もっと気持ちよくしてあげる・・・ふふっさん、すごくグチャグチャになってるね?」



まるで、加地くんの目の前で自慰をさせられてるような気分。

目の前に加地くんがいて、加地くんの目の前で自分で自分の秘部を弄って・・・



「・・・あっ・・・加地く・・・んっ・・・イッちゃう・・・っ」


さん、もう一回。もうちょっと大きい声で言って?」


「・・・イッちゃう・・・!ぁ・・・イッ、ちゃう・・・の・・・っ!・・・ぁぁ―――!!」





















「イッちゃった?」


「うぅ・・・」


さん、可愛かったよ。録音しておけばよかったなぁ・・・」


「や、やめてーーー!!」


「でも、電話で一人でイッちゃうなんて・・・さんって淫乱だね」


「ち、違うもん・・・!!」


「そう?僕はすごく素敵だと思うよ。淫乱なさん」


















聞こえてるかな、僕のラブコール。
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