* 086:掴めそうで掴めない、そんなところにあなたはいたね *











「恭弥ー」


「何?」


「今日ね、骸と・・・」


「却下、絶対に駄目」


「まだ何も言ってないんだけど・・・」


「どうせまたあの男に誘われたんでしょ」


「その通りですよー」


「・・・咬み殺す」


「はいはい」



恭弥のこの発言にはもう慣れました。

口癖だもんねー。

それに、多分・・・私に向けられてるわけじゃないだろうし。



「とりあえず、映画行きたいの」



骸が誘ってくれたのは映画。

なかなかのセレクトだと思ったんだよー。

恭弥の口からは映画なんて出てきたことないし。



「じゃあ僕が一緒に行ってあげる」


「あ、その手があったか」



そっかそっか。

この手があったね。

映画は別に二人で観なきゃいけないものじゃないし。





















、どういうつもり?」


、どういうつもりですか?」


「ん?映画が観たいっていう意見が見事に一致したから」



「「・・・・・・」」



「僕は映画を観たいって言った覚えないんだけど」


「さーって、何の映画観るー?」



恭弥の発言は無視の方向で。





















086:掴めそうで掴めない、そんなところにあなたはいたね











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雲雀恭弥vs六道骸 by リボーン。

主人公(ヒロイン)が最強であって欲しい。(笑)
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