* 070:君をいとしいと思うことこそ、たった一つの真実 *
「お前、馬鹿?」
「第一声から馬鹿って酷いです」
「馬鹿だろ?」
「馬鹿じゃないです」
「・・・普通こんなに寒い日にこんなところにいるか?しかも一人で」
「一人じゃないもん」
「え?」
「柚木先輩、一緒だもん」
なかなか、可愛いことを言ってくれるね。
そんなこと言われたら苛めたくなる。
でも、今日は見逃してあげるよ。
「風邪を引いても知らないよ?」
「・・・それは困る。でもまだここにいたい」
「全く・・・俺にあまり心配をかけさせないでほしいね」
冷え切った身体を抱きしめながら耳元でつぶやく。
「ゆ、柚木先輩!!!」
「ふふ、真っ赤になって・・・本当に可愛い奴だよ、お前は」
耳まで真っ赤にして、本当に可愛いよ。
だから、余計に手放せない。
「何かしたいときは必ず俺に言うこと」
「柚木先輩に?」
「そう、俺に。わかったね?我侭な可愛い俺のお姫様?」
070:君をいとしいと思うことこそ、たった一つの真実
***********************************************************************************************
柚木梓馬 by 金色のコルダ
Web拍手改造夢。
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||