* 064:季節は僕だけを置いていく、色鮮やかな君を連れ去って *










「蓮くん!」


「・・・君か」


「・・・あのね!これ、いらない?」


「・・・それは何だ?」


「え?あっ知らない?」


「すまない、食べ物にあまり詳しくなくて・・・」


「ううん!えっとね、これはチュッパチャップス」


「チュッパチャップス?」


「そう!飴v」


「飴なのか?」


「えっとね・・・ぺろぺろキャンデーみないな感じかな」


「ああ、それならわかる、気がする・・・」


「ではでは・・・是非是非食べてみてくださいv」


「頂こう」


「何味が好きですか?」


「・・・すまない」


「え?」


「そのチュッパチャップスと言うものを今知ったので、味までは・・・」


「あっそうですね、じゃあ・・・」


「君のおすすめをもらえればと思うのだが・・・」


「了解!えっとねぇ・・・やっぱりイチゴミルクかな」


「ならば、それを貰おう」


「うん!ちょっと待ってねぇ・・・」



あれ?

・・・ない・・・

困ったぁ・・・言い出したの私だし・・・



「うーん・・・」


、どうかしたのか?」


「・・・えっとね・・・イチゴミルクないの。私が今舐めてるので、最後なの・・・ゴメンネ」


「君が舐めているのは、イチゴミルクなのか?」


「うん、・・・ゴメンネ」


「いや、それならそれを貰おう」


「ふぇ?!」



今なんと仰いましたか?

・・・って!いつの間に!!

・・・さすが、音楽科!・・・関係ないけど!



「・・・美味しい?」


「・・・甘い」


「食べれる?」


「ああ、ありがとう」


「・・・どういたしまして。あっそれ、報道部からの賄賂ですから、またご協力お願いしますね」


「努力する」


「よろしくお願いしますv」






















064:季節は僕だけを置いていく、色鮮やかな君を連れ去って











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月森蓮 by 金色のコルダ

コルダ連載「新しい風」の休止により100夢に転載。
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