* 016:呼んで欲しいと願いながら、呼んで欲しくないと思いました *











「・・・なんでいるんだよ」



目の前には不機嫌そうな炎樹。

場所はゴージャスというホストクラブ。



「いちゃ、悪い?」


「悪い」



うわぁー・・・即答されちゃった。

うん、なんていうか・・・炎樹らしい。



「ホストでしょ?もうちょっと愛想良くしたらー?」


「・・・・・・」


「・・・・・・」


「誰から聞いてきたんだよ」



誰からって・・・

普通にテレビでやってるじゃん。

でも、まぁ・・・折角誰からって聞かれたし、人の名前でも言おう。



「プロデューサーと理沙ちゃん・・・っていうかほとんど理沙ちゃん」


「理沙のヤツ・・・」



あっちょっと怒ってる。



「別に怒ることないじゃない、私が来たくらいで」



一応、ちゃんとお客さんとしてきたのよ?

そりゃ、さすがに入る時はプロデューサーに通してもらったけど。



「怒るつーの。てか、お前のマネが可哀想」


「あら?マネも楽しそうにしてるわよー」



私が指差す方向には、私のマネージャー。

ホストの皆さんに囲まれてとっても楽しそうにしてる。

炎樹にも、ちゃんと見えてるわよね?



「・・・・・・もういい」



あっちょっと不機嫌?

こういうところがちょっと子供なのよねぇー。



「炎樹」


「・・・・・・なんだよ」


「ホスト姿、結構カッコいいよ」


「・・・・・・当然だろ」




















016:呼んで欲しいと願いながら、呼んで欲しくないと思いました











***********************************************************************************************


九神炎樹 by ラストエスコート

結局強いのは主人公という説。
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送