* 007:軽やかに舞う君の姿を追いかけて、掴み損ねた *














「うわぁ?!」



いきなりの攻撃。

避けて見れば、トンファーを握った雲雀の姿。

ココは屋上。

戦闘するのなら絶好の場所。

ある程度気をつけていれば建物が壊れることもない・・・はず。



「あのねぇ・・・いきなり攻撃するのはズルイでしょ」


「避けたからいいでしょ」


「よくない」



全く・・・ディノはどんな教育をしてるのよ・・・

そりゃマフィアとしては隙あらば攻撃って言うのは大事だけど・・・

てか、私はマフィアじゃないし。

色々教えられたし、雲雀に負けたことないけど・・・!!



「ちょっ?!」



トンファーでの攻撃をやめない雲雀。

こっちは防戦の一方・・・

私、防戦よりも攻撃のほうが好きなんだけど。



「ちょっと待ってよ」


「うるさいよ、


「うるさいってねぇ・・・」



あぁーもう怒った。

もう知らない。

何が起こっても責任取らない!!!

全部の責任は・・・ディノにって決めたから!



「甘いわよ、雲雀」


「ワオ」


「私を怒らせたからにはしっかりと責任を取ってもらうから」



手にはトンファー。

雲雀と同じ武器。

今日はあえて同じ武器を選んだ、これでイーブンになるから。



「へぇ・・・やる気なんだ」


「そう、殺る気でやってあげる」





















「雲雀の弱いところ教えてあげようか」


「・・・・・・いらない」


「そう?」


「咬み殺すよ、


「出来ないくせに」





















007:軽やかに舞う君の姿を追いかけて、掴み損ねた











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雲雀恭弥 by リボーン

ヒントは惚れた弱み・・・かもしれない。
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