* 002:瑠璃色をしたゆめは美しくて儚くて、とてもいとおしい *
「あっちょうどいいところにv」
「どうしたの、?」
「これ、どうぞv」
「・・・これは何?」
「チュッパチャップスです、知りませんか?」
「はじめて見たよ」
「じゃあ・・・どうぞv」
「くれるの?」
「はいっv報道部からの賄賂ですv」
「・・・賄賂?」
「いつもお話とか聞かせてくれるからそのお礼と、これからもよろしくお願いしますの意を込めてですv」
「ふーん・・・」
「梓馬先輩、嫌いですか?」
「チュッパチャップス?」
「はい・・・」
「さあ、食べたことないからな」
「じゃあ食べてみてくださいっ!絶対美味しいですからv」
「そう?じゃあもらうね」
ふぇ?
ひ、人が舐めてるのをとらないで下さいーーー!!!
「へぇ・・・面白い味だね」
「・・・どうして・・・」
「・・・?」
「どうして私が舐めてるのをとるんですかーーー!!」
「お前が舐めてるのがおいしそうに見えたから」
「・・・じゃあ味聞いてくれたらよかったのに・・・」
「言っただろ、お前が舐めてるのが美味しそうだったの」
「・・・間接キスになっちゃいますよ・・・」
「俺は別に気にしないけどな」
「わ、私は気にしちゃうんです!!!」
「どうして?」
「・・・だって・・・!!」
普通男の人と間接キスなんて・・・!!
「?」
「梓馬先輩、やっぱり黒い!!」
「何を突然・・・」
「失礼します!!」
「・・・からかいがいがあるよ、本当に」
002:瑠璃色をしたゆめは美しくて儚くて、とてもいとおしい
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柚木梓馬 by 金色のコルダ
コルダ連載「新しい風」の休止により100夢に転載。
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