* 魔王対決! *










「・・・魔王が二人」



目の前にいるのは・・・

黒いオーラを放ちまくっている魔王が二人。



「こんにちは、



ひとりは青学の天才、不二周助。

トリプルカウンターとか・・・とにかく有名な人。



、そんなこと言っちゃダメだろう?」



そしてもうひとりは立海の部長、幸村精市。

あの王者立海を纏める部長さん・・・こちらもとにかく有名な人。



「魔王が二人、どうしてここに?」



ここは氷帝。

だって私は氷帝生だもん、ちなみにテニス部マネージャー。



「「に逢いに来たんだよ」」



さすが魔王。

声がぴったり合いました。



「練習は?」


「大丈夫だよ、俺は立海の部長だからね」



あー・・・真田くんの脅された顔が目に浮かびます。

きっと・・・脅されたんだろうなぁ・・・魔王に。



「手塚がね、休みにしてくれたんだよ」



手塚くんも脅されたんだろうなぁ・・・

この魔王に。

とりあえず・・・お気の毒です、青学と立海の皆さん。

魔王がいる学校って大変だろうなぁ・・・

よかった・・・氷帝には魔王がいなくて。

あーでも近いものはいるなぁ・・・見掛けは可愛いのに・・・ブラックなワンコが・・・



「でも、氷帝は練習があります」



いくら青学と立海のテニス部が休みでも・・・

氷帝は休みとは限りません。

っていうか・・・休みじゃないです!



「「ふふ、それなら大丈夫だよ」」



ま、また声が揃ってる・・・

なんかすごく嫌な予感がします。



「「氷帝も休みだからね・・・」」



・・・・・・脅された?!

跡部くんが脅された?!

うわぁ・・・ありえる。

確かに・・・この二人は怖いもんね・・・っていうか、休み?!

つまり・・・このままだと・・・私はこの二人の相手をしなくちゃいけない?!



「わ、私忙しいんです!!」



逃げるが勝ち。

何て思ってたのに・・・思ってたのに・・・

魔王のオーラには逆らえません。

う、動けない・・・・・・っ



、もちろん僕と出かけるよね?」


、もちろん俺と出かけるよね?」



魔王が二人・・・

今日は大安じゃなかったの?!



「不二、俺のをどうして誘っているのかな?」


「幸村、その言葉そっくりそのまま返すよ」



・・・く、空気が悪い。

オーラが・・・絶対零度の微笑が・・・

あっ歩いてる人一人倒れた。

この二人のオーラが原因。

しょうがない、これ以上死人を増やすわけにはいかない・・・!!



「ジャンケンで勝った方と出かける!」



ジャンケンなら・・・とりあえず、魔王の力は関係ないよね?!



「「ふふ、面白いこと言うね」」



・・・・・・。

もしかして、ジャンケンって魔王の力関係ある?!

ハモってるよ・・・!!

・・・なんて私が思っている間に魔王二人のジャンケンは始まっていました。



「ふふ、俺の勝ちだね」



勝者は幸村くんのようです。

しかし・・・30分くらい続いてたなぁ・・・ジャンケン。

さすが魔王。



「仕方ないね、今回は潔く諦めるよ」


「!?」



にっこり。

絶対零度の微笑で幸村くんに微笑みかける不二くん。

み、見ちゃった・・・!!

石になる、石になる!!



「またね、


「は、はぁ・・・」


「じゃあ行こうか、



とりあえず、恐怖の放課後の始まりです。

跡部くん・・・あとで絶対に文句言ってやる!!





















* 次の日 *


「跡部くん!!」


「あーん、どうした?」


「私を生贄にしたわね!」


「はぁ?」


「幸村くんと不二くんよ!!」


「・・・・・・」


「どうして無言になるわけ?!」



しかもなんか青ざめてるし・・・

一体何されたの?!



「・・・・・・もういい、跡部くんがあの魔王二人に勝てるわけないもんね」





















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聖夜様からのリクで・・・幸村vs不二で幸村勝ち・・・です。

とりあえず、幸村ちゃんが勝ちました。

すみません、なんか中途半端で・・・・・・

おまけつきです。(しかもあまり必要がない気がする・・・(汗))

聖夜さん、リクエスト、ありがとうございました!!
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