* 練習試合のその後で *
「先輩v一緒に帰りましょ!」
「ごめんなさいね、赤也。今日は若と一緒に帰る約束をしてしまったの」
「そうなんッスか・・・」
あーあ、今日は先輩と一緒に帰れると思ったのになー。
「そういえば、今は白薔薇の君なんッスね」
さっき柳先輩に言われてファンの女たち一掃しに行ったときは紅薔薇の君だったのに・・・
「クス、赤也は紅薔薇がいい?」
・・・・・・代わり映え早っ!!
もう紅薔薇の君の表情とか喋り方になってるし・・・
流石先輩!!!
「俺はどっちの先輩も好きッスよ」
「そう・・・ありがとう」
ふんわりと笑う先輩・・・
白薔薇の君でも紅薔薇の君でも・・・笑顔の綺麗さは全く変わらない。
優しい微笑みのときは紅薔薇の君でも白薔薇の君でも本当に優しい柔らかい微笑み。
「ねぇ、先輩・・・俺も一緒に帰っちゃダメッスか?」
「別にいいわよ・・・どうせ・・・」
「ー!!一緒に帰ろうぜぃ!」
・・・丸井先輩に続いて歩いてきているのは先輩たち。
なるほど。
先輩のセリフの続きは先輩たちが来るってことだったんッスね。
「別にいいけど、若も一緒よ」
「うわっ紅じゃん」
「悪い?」
「別に☆俺、白も紅も好きだし。若ってアレだよな、弟くん」
「そう、それでもよければどうぞ。ブン太だけじゃなくてみんなね」
「しかし良いのですか?」
「若のこと?あー大丈夫よ、どうせあっちも大勢なんじゃない?」
・・・確かに。
練習試合の後とかってぞろぞろと大勢で帰るようなイメージがあるし。
先輩たちと寄り道したりすること多いし・・・
「あぁ、その確立85%だ」
「蓮二もこう言ってるしね、気にしなくていいわよ」
「じゃあ決まりじゃね」
「そういえば・・・紅薔薇の君でいいんッスか?」
「あぁ、そうだったわね。まぁあっちも見せちゃったからどっちでもいいのだけど・・・一応、ね」
その一応との言葉の後の先輩は紅薔薇の君じゃなくて、白薔薇の君。
「ありがとう、赤也」
「お待たせしましたね、若」
「いえ、気にしないで下さい、姉上」
「大勢になってしまったのだけど宜しいかしら?」
「はい、こっちも大勢になってしまいましたので・・・」
・・・柳先輩のデータ完璧ッスね。
「今日はお疲れ様でした、氷帝の皆さん」
「・・・白薔薇の君・・・か」
「はい、白薔薇にしてみましたの」
「クッ・・・面白い女だな」
・・・・・・跡部さん、間違いなく先輩を狙ってる・・・?
ただでさえ敵が多いのに!
でもまぁ・・・俺とか丸井先輩の告白も軽くスルーな先輩だし・・・多分問題なし。
「なぁ・・・ちゃんも一緒に寄り道しいひん?」
「寄り道ですか?」
「姉は寄り道なんてしません。っていうか軽々しくちゃんなんて呼ばないで下さい」
・・・なんか弟が答えてるし。
でもその通りッスよねー跡部さんなんて呼び捨てだし。
「もう・・・若、あなたの先輩なのでしょうこの方々は。そのような口の聞きかたしちゃダメよ」
「・・・はい」
「いい子ね、若は」
「・・・・・・姉上」
「ごめんなさいね、えっと・・・忍足さんだったかしら?若もこう言っていますし、寄り道は出来ませんわ」
「そっか・・・残念やなー」
「姉上帰りましょう、今すぐに」
「そうね、帰りましょうか」
・・・・なんか勝手に話進められてるし!!!
先輩も弟も帰る気満々だし!!
「先輩!!」
「どうしたの?赤也?」
「明日、一緒に昼ごはん食べましょ!」
「うん、一緒に食べましょうね」
「やった!約束ッスよ!!」
「赤也、抜け駆けはいかんよ」
「・・・仁王先輩・・・」
「そうだぜぃ☆」
「丸井先輩まで・・・」
・・・なんか敵ばっかだし。
弟には睨まれてるし・・・
いいじゃん、後輩の特権+同じ学校の特権ってことで。
「皆さん、今日はお疲れ様でした。今日はゆっくり休養と摂って下さいね」
しかも、いつの間にか先輩がしめちゃってるし。
・・・流石白薔薇の君!!
紅薔薇の君でも白薔薇の君でも・・・先輩はやっぱ最強のような気がする・・・色んな意味で。
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セイ様からのリクエストで・・・
日吉姉設定の続き・・・というか番外編のようなものとさせていただきました。
まだ、ちゃんと練習試合終わってないのに・・・
練習試合の後のお話です。(笑)
いっぱいキャラを出そうとして見事に玉砕。
喋ってないキャラとか・・・います。ごめんなさい!!!
・・・・・・見方によれば赤也夢ような気がしてならない・・・(汗)すみません!!
練習試合のほうも更新ちゃんと頑張りたいと思います。
セイさん、リクエストありがとうございました。
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