* お料理教室 *










「よろしくお願いします、雅治先生!」


「ちゃんと言うとおりにするんよ?」


「了解!」



とりあえず・・・雅治のお料理教室受講することになりました。

今日は簡単カルボナーラを作るようです。

雅治はお料理上手だし・・・言うとおりにすれば美味しいカルボナーラを作れるよね?



「まず材料切るんじゃ」


「玉葱とベーコン?」


「そう、ベーコンは1cmくらい、玉葱は細切りな」


「了解です!」



まな板の上でベーコンと玉葱を切ることに。

玉葱・・・涙が出る・・・!!



「・・・痛っ」


「大丈夫か?!」


「うんーちょっと切った・・・」


「・・・消毒じゃ」



包丁で切った指を雅治に舐められる。

・・・古典的な消毒の仕方だね・・・



「ありがとー」


「ほれ、生クリームに卵黄を2個落とし掻き混ぜる」


「はーい!」


「・・・とりあえず、卵黄と卵白を分けることはできるんじゃな・・・」


「うん!これだけは得意!」



自慢げに言えば雅治も笑ってて・・・

何となく、いい感じにお料理教室は始まりました・・・!!



「次は・・・熱したフライパンにオリーブオイルを大さじ一杯入れて切ったベーコンを弱火で炒めるんじゃ」


「フライパンにオリーブオイル・・・って!雅治先生、火が火が!!」


「消せ!早く火を消すんじゃ!!」



フライパンからは炎が燃え上がり・・・

中華料理の鉄人みたい・・・

焦った雅治の顔。



「・・・・・・雅治・・・ベーコン炒めて?」


「おう・・・」



とりあえず、ベーコンは雅治に炒めてもらうことに。

うん、やっぱり上手いなぁ・・・さすが雅治先生。



「次はパスタ茹でるぞ」


「了解!・・・どうやって?」


「大きい鍋に水4リットル入れて・・・沸騰させる」


「はーい!」


「で、沸騰したら塩40g入れる」


「お塩40g・・・っと」


「じゃあパスタ入れろ」


「パスタを入れる・・・っ」


「上出来じゃ」


「やった!」



雅治先生にお褒めの言葉を頂きました!



「次は玉葱じゃが・・・俺が炒める方がいいよな?」


「うん・・・雅治先生、お願いします!」



火事になったら困るもんね。



「よし、とりあえずパスタ一本とってみ」


「食べるの?」


「いい感じの硬さか食べてみんしゃい」


「はーい・・・熱っ!」



お鍋のパスタと取ろうとした瞬間・・・お湯に指がつかる。

その状況に気付いた雅治が私の手を掴み指を水に浸す。



「何で手で取ろうとするかね・・・」


「だって・・・」


「痛くないか?」


「大丈夫ー雅治のお陰で助かったね」


「本当に・・・危なかしいお嬢さんじゃね・・・」


「あはは・・・以後気をつけます」


「とりあえず、あとは見ときんしゃい」


「はーい」



雅治先生はやっぱりすごいです。

パスタをソースに絡めて・・・

お皿に盛り付けて出来上がり!



「美味しそうー」


「覚めないうちに食べんしゃい」


「頂きます!」



やっぱり雅治先生作のカルボナーラは美味しい。

雅治が隣で本当によかったよ!!



「美味しいか?」


「うん、すっごく美味しい!」


「まぁ・・・これからもゆっくり頑張ろうな?」


「付き合ってくれるの?」


「当然じゃろ?の手作り料理も食ってみたいしのぉ・・・」


「・・・当分先になったりして・・・」


「それでもいいんじゃよ」


「とりあえず・・・頑張るね」



というわけで・・・第一回、雅治先生のお料理教室は終了です。











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利紀さんからのリクで「時空の乙女」のヒロインと仁王ちゃんが料理してる話・・・です。

とりあえず・・・お料理してます。

そして・・・王道すぎますよね・・・包丁で指を切ったり・・・火傷しかけたり・・・

何か、本当に全くお料理が出来ない主人公さん・・・そして、カナリ無謀です。

リクに適ってなかったらすみません!

利紀さん、楽しいリクエストありがとうございました。
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