* パパと、彼氏と、私と *











「ちょ、ちょっと!太郎パパ?!」


「止める必要はない、


「と、止めさせてください!」



太郎パパ、もう殴り込みに行っちゃいそうな勢いです。

理由はとりあえず、多分、私が景吾と付き合ってるという事実を知ってしまったから。

・・・太郎パパ、私のこと好きすぎるからなぁ・・・



「太郎パパー」


、お前は安全な所にいなさい」


「・・・安全なとこって何処?!っていうか、何するつもり?!」



何する気なんですか、太郎パパ!?

跡部邸爆破とか、そんな恐ろしいことは考えてないよね?!



「跡部邸を爆破する」



考えてました・・・

周りの家にも迷惑かかるのでヤメテクダサイ・・・!!!



「太郎パパ、それはマズイって」


「問題はない」


「あります、大いにあります!!」


「・・・・・・」



や、そこ。

無言になる所ではありません。

寧ろ見つめられても困ります。



「ならば、・・・跡部はやめなさい」


「え、嫌」


「・・・・・・」


「いくら太郎パパのお願いでも、それは聞いてあげない」


「・・・・・・」



そ、そんなに無言で見つめないでよ・・・!!

太郎パパがア○フ○のく○ちゃんになってる・・・!

そんな目、してもダメなの!いい大人が・・・!!





〜♪





丁度いいタイミングに携帯が鳴る。

しかも、景吾の着信音だし。



「あっ景吾?」


、今何処にいる?」


「家」


「待ち合わせ時間忘れたのかよ、あーん?」


「ううん、忘れてない。でも障害物にぶつかったの」


「・・・監督か」


「そう、太郎パパに捕まりました」


「わかった、今すぐ行く」


「いや、来ない方がいいと思うよ?あっ!?」



太郎パパに携帯とられるし。



「跡部、私だ」


「監督、何でしょうか?」


「今すぐ来なさい」


「わかりました」


「では、行ってよし」



太郎パパ・・・なんか間違ってる・・・!!!

間違ってるってば!!

行ってよし、使うタイミングじゃない・・・!!

しかも、携帯切られたし。



「・・・景吾、何て?」


「今すぐ来るらしい」


「はぁ・・・」



・・・どうなるんだろう?

家、崩壊したらどうしよう?

まぁ・・・その時は跡部財閥に・・・!!!



「旦那様、跡部景吾様がいらっしゃいました」



は、早!!!

電話切れてからそんなに時間経ってないよ?!

景吾って何者?!



「通せ」


「畏まりました」





















「監督、失礼します」


「あぁ、入れ」


「はい」


「早速だが・・・と付き合っているらしいな」


「はい、付き合っています」



・・・・・・景吾がなんか、俺様じゃない!!

やっぱり太郎パパの前だから?監督だし。



「私の大切なをお前が・・・」


「・・・・・・」


「跡部、お前はを幸せにする自信があるのか?」


「あります」



うわぁー・・・なんかまるでプロポーズ?

あの何様、俺様、跡部様の景吾がねぇ・・・



「監督、俺はを幸せにします。だから俺たちのことを認めてください」


「景吾・・・」


「・・・・・・」


「太郎パパ、私、景吾のことすごく好きなの」



「「・・・」」



景吾と太郎パパハモってるし・・・

さすがテニス部なだけある!!

・・・関係ないか。



「・・・お前達の気持ちはわかった」


「太郎パパ?じゃあ・・・!」


「勝手にしなさい」


「ありがとうございます、監督」


「ありがと、太郎パパ。大好き」




















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零様からのリクエストで・・・

跡部夢、太郎パパ設定デス。

どうしても太郎パパには娘ラブでいて欲しかったのです・・・!!!

太郎パパにとっては跡部は最大の敵になりました。(笑)

でも、認めちゃってるんですよねぇ・・・結局は。

リクエストに適っているか正直、心配です。

一歩間違えば・・・跡部夢ではなく、太郎パパ夢・・・(汗)

零さん、リクエストありがとうございました!!
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