* 願いが一つかなうとすれば *
「、どこへ行くつもりですか?」
今の時刻はちょうど陽が真上にあるような刻限。
そのような皆が忙しく動き回っている時間にこの城を抜け出そうとしているだろうと思われる人。
「コ、コンラッド?!」
俺が声をかけると恐る恐るこちらを向く。
そして、訴えかけるように俺を見つめる。
「どこに行くのかな?」
「・・・見逃してくれないー?」
上目遣いにそう言う。
・・・ユーリならきっと見逃してしまいそうですね・・・
「ダメです」
「・・・・・・」
俺がダメと言ったから項垂れている。
その姿があまりにも可愛くて思わず次の言葉を紡いでしまう。
「でも、俺も一緒に連れて行ってくれるなら見逃してあげてもいいですよ」
「本当?!」
「本当だよ」
「・・・そのね、ちょっとお城の外に行きたいなぁって思って・・・」
「城の外ですか?」
「うん、でもみんな止めるし・・・」
多分止めたのはこの城の中でを大切に思っている人間。
その中にもちろん、俺も含まれている。
「わかったよ、俺が一緒なら誰も文句は言わないだろうしね」
ただし、文句を言われないはが外に出たことに対してのものだけ。
俺に対する文句というか僻みは・・・ちゃんと引き受けましょう。
「やったぁ!!」
「でも、どうして外に?」
「・・・何となく、有利の国が見てみたいなぁって思ったの。
それに・・・そのね・・・コンラッドが育った場所でもあるでしょう?だから、色々知れたらいいなぁって・・・」
「本当に可愛いですね、は」
「か、可愛くないよ!!///」
「可愛いですよ」
「もう・・・///」
「さ、行きましょうか。誰かが気付いたら大変ですしね」
もし、誰かに気付かれもしたらとの折角の外出もなくなってしまいますからね・・・
みんなに夢中ですから、仕方ないですが。
「う、うん!」
「うわぁ・・・すごく綺麗!!」
「お気に召しましたか?」
「うん、すっごく・・・!」
ちゃんとした行き先は決めていないとが言ってたので連れてきたのは俺のお気に入りの場所。
この国全てを一望できる高台。
「が気に入ってくれたなら俺も嬉しいですよ」
「でも、私が教えてもらっちゃってよかったの?コンラッドのお気に入りの場所なのに・・・」
「なら、構わないよ」
「・・・・・・どうして?」
「それは・・・」
軽くの唇に口付けを落す。
触れるだけの口付け。
「コンラッド///?!」
「俺はが好きですよ」
「本当・・・?」
「えぇ、本当です。だからこそ、ここに連れてきたんですよ」
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越前沙奈様へのキリリク創作です。
コンラッドの激甘ドリーム・・・
ごめんなさい!!
にはここまでが限界でした・・・(汗)
難しいですね、激甘・・・しかも中途半端・・・
リクに適っていませんでしたら、すみません。
沙奈さん、リクエストありがとうございました!!
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