* だからお前を、迎えに行くよ *











「え?天真くん?」


「はよ」


「お、おはよう」



学校に行こうと外に出ると、目の前には天真くんの姿。

まるで・・・

ううん、きっと私の思い違いだよね?

待っててくれた、なんて・・・



「どうしたの?天真くん」


「・・・・・・」



天真くんは何も言わない。

でも・・・

なんだろ、ちょっと・・・顔が赤い?



「天真くん?」


「・・・行くぞ」


「え?」


「学校、遅刻するぜ」


「あ・・・」



もしかして・・・

やっぱり・・・

私の思い違いじゃない?



「天真くん」


「・・・何だ?」


「迎えに来てくれたの?」


「なっ・・・///」



あっもっと顔が赤くなった。

図星だったの・・・かな?



「天真くん、顔、赤いよ?」



ふふ、ちょっと不機嫌そうな顔。

でも顔が赤いから・・・全然怖くないよ?



「わかってるよ、天真くん」


「・・・何がだよ」


「天真くんが優しいこと」


「・・・・・・」


「優しいんだよね、天真くんは」


「・・・・・・敵わねぇ・・・」


「そりゃ、私のほうが年上だもん」


「一年しか変わんねぇーだろ」


「・・・・・・」


「それに、年上らしくねぇーよ」


「何で?」


「・・・・・・ボケッとしてるだろ」


「天真くん!!」



・・・言い返せない。

言い返せないけど・・・!!!

もう!私のほうが年上なのにー!!



「・・・桜、散っちまったな」


「え?あ・・・ホントだね・・・」


「今年は花見できなかったな」


「・・・うん、でも・・・また来年があるよね」


「・・・そうだな」



他愛無い会話。

他愛無い毎日。

それが、倖せなんだよね。



・・・遅刻する」


「あっはーい」


「・・・・・・俺が迎えに来なかったら完璧遅刻だったよな」


「だね」



ホントにその通りです。

今日みたいにさりげなく待っててくれる日もたくさんあるし・・・

いつも朝、メールくれるし・・・

ホントにお世話になってます。

私のほうが年上なのにね・・・



「・・・おまえは俺がいなきゃダメだな」


「あははー・・・いつもありがとう」




















だからお前を、迎えに行くよ





















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蓮華様からのリクエストで・・・天真くん夢です。

主人公さん設定は天真くんよりひとつ年上。

・・・・・・全く関係ないような気がしてなりませんが・・・(ごめんなさい、ちゃん)

まず、短くてゴメンナサイ。にはこの長さが限界でした・・・!!!

あっ・・・学校設定完璧無視しちゃってるよ・・・あははー・・・スミマセン。

年上なのに天真くん呼びは悩んだけど・・・蓮華ちゃんだし、天真くん呼びかなぁーって思いまして。

っていうか、彼相手に年上設定は難しいわ・・・(汗)

やっぱり天ちゃん苦手なのです・・・

っていうかー・・・ギャグ以外は難しいです。(笑)

ギャグというか・・・天ちゃんをやられ役にしか出来ないのです。

(蓮華ちゃんを含め天ちゃんファンの皆様、スミマセン・・・汗)

蓮華ちゃん、リクエストありがとうございました。
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