*　君を手に入れた代償　*










｢弁慶さん、発見！｣


｢ふふ、捜させてしまいましたか？｣


｢はい、もう・・・五条の皆さん総動員で！｣


｢ご、五条のみんなを総動員ですか・・・？｣



それはそれは・・・さすがさんですね。

一緒に旅をしているときからさんが起こす行動は予想不可能で・・・

こうして、一緒に暮らすようになってからもそれは変わらない。



｢はい！弁慶さんがいなくなったって言えば皆さん一緒に捜してくれるって言ってくれて・・・｣


｢・・・そうでしたか、とりあえず・・・戻りましょうか｣


｢はいっ｣



手を差し出せばその手を重ねてくれる。

それが僕の小さな幸せ。



｢お帰りなさい、弁慶先生！｣


｢奥方がお探しだったんですよ！｣


｢ふふ・・・奥方、ですか？｣


｢えぇ・・・っ？！｣



多分、奥方という言葉に驚いて・・・

顔を真っ赤にさせて俯いてしまっているさん。

そんな顔・・・ここにいる皆さんにも見せたくないですね。



｢べ、弁慶さん・・・お、奥方って・・・？！｣


｢もちろん、さん。君のことですよ｣


｢えぇ？！｣


｢・・・嫌ですか？｣


｢・・・嫌じゃないですけど・・・・・・｣


｢ふふ、それはよかった｣



慌てふためいてしまっている彼女をそっと抱きしめる。

君を手に入れた代償を払わなくてはいけないのなら・・・

僕は喜んで払いますよ。

君が永遠に僕のものであるのならば。



｢べ、弁慶さん・・・ッみんな見てますよ！！///｣


｢さんがあまりにも可愛らしいからいけないんですよ？｣


｢弁慶さんの馬鹿・・・・・・///｣




















君を手に入れた代償




















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水野七星様からのリクで・・・弁慶さんの甘いお話。

・・・・・・甘いですか？！(リクに適ってなかったらごめんなさい！)

とりあえず、弁慶さんは主人公さんに夢中で・・・もう大好きって感じをイメージしてます。

彼はとにかく独占欲は強そうです。

そして・・・奥方扱い決定！

ちょっと意地悪しちゃってる弁慶さんまで降臨しています。

水野七星さん、リクありがとうございましたｖ


お題配布：銀月迷宮様

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