* 君に捧げる、この想い *
「・・・神子、その・・・」
言いたい言葉。
でも、どうしてもその言葉が紡ぎだせない。
「その・・・」
ヒノエや弁慶殿であれば簡単に紡ぎだせるだろうこの言葉。
しかし、私にはどうしても紡ぎ出せない言葉・・・
「その・・・き・・・」
「き?」
「きれ・・・」
「きれ?」
途切れ途切れに言う言葉を、首を傾けながら反復する神子。
そこには怒りなどは感じられない。
「・・・綺麗だと・・・思う」
やっと紡ぎ出せた言葉。
神子は本当に・・・綺麗だと思う。
強くて、優しくてとても美しい。
「もう・・・敦盛さんってば///」
顔を朱に染める神子はとても綺麗。
それは、今神子が身につけている白無垢にとても映えていて・・・
「神子」
「はい?」
「その・・・本当に、幸せなのか?」
私は怨霊で・・・
どうなってしまうかもわからない。
「もちろんです、私は・・・敦盛さんと一緒にいることが幸せなんです」
「・・・ありがとう・・・」
待っていてくれた神子。
このような婚儀を催してくれようとしている仲間たち。
「敦盛さんは、幸せですか?」
「・・・神子が傍にいてくれるのであれば・・・私は幸せだ・・・」
神子が傍にいてくれる。
それだけで十分・・・
神子の優しさが私の心を溶かしてくれて私の全てを受け入れてくれた。
「だから・・・神子、ありがとう」
「私こそ、ありがとうですよ」
違う。
私のほうがありがとうで・・・
でも、神子のその言葉で私はまた救われる・・・
これからも、ずっとずっと・・・神子の傍で・・・
「神子、幸せになろう」
「はい!」
神子の手をとって歩き出す。
沢山の、大切な仲間達が祝福してくれる場所へ・・・
君に捧げる、この想い
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セイ様からのリクエストで惟盛夢か敦盛夢の幸せ一杯な結婚式夢・・・
とりあえず、敦盛さん夢にさせていただきました。
し、幸せいっぱいな結婚式じゃないですよね・・・?
一応結婚式のつもりで考えていたのに・・・あまり結婚式が関係なくなってしまったようなぁ・・・
ご、ごめんなさい!!!
敦盛さんは神子と一緒にいること事態が幸せ・・・と勝手に解釈しました。
一応ゲームのEDの後のお話のつもりだったり・・・
リクに適ってなかったら本当に、ごめんなさい!
セイさん、リクエストありがとうございました!
敦盛さんは滅多にお話を書かないので・・・リクいただけて嬉しかったです。
お題配布:銀月迷宮様
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