* 遊園地 *
「遊園地ですか?」
「はい、昨日オープンしたところです」
さんの手には二枚のチケット。
「もし、花月ちゃんが嫌じゃなかったら・・・一緒に行きませんか?」
「えぇ、構いませんよ」
「本当?!」
「はい、明日は仕事もありませんしね」
それに、さんからのお誘いならば・・・
仕事が入っていても行ってしまうでしょうね、きっと。
「じゃあ明日、遊園地の前で待ち合わせね!」
「花月ちゃん!次は観覧車にしましょう!」
「はい」
遊園地に来たさんはとても嬉しそうで・・・
つい、僕まで嬉しくなってしまいます。
彼女の笑顔が見れたから・・・・・・
「さん」
「はい?」
「お手をどうぞ?」
「え?!///」
「躓いてしまうといけませんからね」
「・・・ありがと、花月ちゃん・・・///」
手を差し出せば、顔を真っ赤に染めて微笑む。
それがまた、可愛らしくて・・・・・・
「すっごく綺麗ですねー!!」
もうだいぶ陽は傾いて、観覧車から見えるのは真っ赤な夕日。
彼女が感動の言葉を紡ぐのもわかる。
「えぇ・・・でも・・・」
「でも?」
「さんのほうがお綺麗だと思いますよ?」
「えぇ?!//////」
「ふふ、夕日よりも真っ赤ですね」
「もう、花月ちゃん!!///」
「本当に可愛らしいですね、あなたは」
夕日よりも、もっともっと顔を赤く染めて・・・
本当に、さんは可愛らしい。
「花月ちゃんのほうが綺麗だもん」
「え?」
「花月ちゃんのほうが綺麗だと思うよ・・・」
「・・・・・・そんなこと、ありませんよ」
僕なんかよりも・・・ずっとさんのほうが綺麗。
外見だけでなく、心が・・・
「さんのほうが綺麗です」
「//////」
「そろそろ一番頂上になりそうですね」
「うわぁ・・・すごい綺麗!あっあれ、無限城かな?」
「えぇ、そうでしょうね」
「マクベスたち元気かなぁ?」
「元気ですよ、きっと。今度一緒に行きましょうか?」
「うん!」
「花月ちゃん、今日はありがとうございました!」
「僕の方こそ・・・お誘い下さってありがとうございました」
「あのね、花月ちゃんと一緒に遊園地行けてすごく嬉しかったの」
「僕もです」
「・・・また誘ってもいいですか?」
「もちろん、今度は僕の方からも誘ってもいいですか?」
「はい!誘ってくれるとすごく嬉しいです」
「じゃあ・・・是非、誘いますね」
「楽しみにしてますね」
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桜華様へのキリリク創作です。
花月ちゃんと遊園地・・・
砂を吐くほど甘々・・・じゃないような気がします。
リクに適ってなかったらごめんなさいー!!!
何か・・・花月ちゃんのお話を書いていると・・・弁慶さんに感じる・・・(作品を越えたトーク・・・)
似てるような気がします、彼等・・・・・・
桜華さん、リクエストありがとうございましたv
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