* 愛の言葉 *
愛してるなんて言わないわ。
絶対に、私からは。
だからね・・・
あなたが言ってよ。
｢愛してる｣って・・・
｢やあ、さん｣
｢・・・似非だー！｣
｢さん？｣
｢いやぁー似非似非似非！！｣
｢・・・とりあえず場所を変えようか｣
｢やだー人攫いー！！｣
｢煩い｣
｢あ・・・本物｣
｢はぁ？｣
｢うん、やっぱり本物がいい！｣
｢・・・お前は何が言いたいの？｣
｢本物がいい｣
｢それはわかった｣
｢それだけ｣
ねぇ・・・言葉を頂戴？
あなたが紡ぐ、｢愛｣の言葉を。
｢言いたいことがあるって顔してるな｣
｢ないですよー。むしろ・・・言って欲しいです｣
｢・・・？｣
｢でも、私からは言いません｣
｢訳がわからないな｣
｢・・・・・・｣
｢・・・・・・｣
｢先輩なんて嫌い！！｣
｢・・・・・・｣
｢わかってくれないなんて酷いです！｣
｢お前が俺に理解させようとしてないだろ｣
｢だって・・・先輩にわかって欲しいから｣
先輩だけの｢愛｣の言葉が欲しいから。
私からじゃなくて・・・
あなたからの。
｢・・・わからないな｣
｢・・・そうですか・・・｣
｢そうだな・・・じゃあ問題形式にしようか｣
｢問題？｣
｢お前はＹｅｓかＮｏで答えればいい｣
｢・・・わかりました｣
｢お前の欲しいものは”物”なの？｣
｢目に見えるものではないです｣
｢それは俺が与えられる？｣
｢はい｣
｢お前は俺に与えられる？｣
｢・・・はい｣
｢今すぐに欲しい？｣
｢・・・・・・はい｣
｢ふーん・・・いいよ｣
｢え？｣
｢間抜けな顔だな、わかったよ。お前の欲しいもの｣
｢・・・本当に？｣
｢ああ｣
｢じゃあ下さい｣
｢ ｣
｢これでいいかな、お姫様？｣
｢・・・なんか違う・・・｣
｢そう？お前が望んでるのは愛の言葉じゃなかったの？｣
｢そうですけど！｣
｢これが俺の愛、わかった？｣
｢・・・・・・｣
｢もっと他の言葉にしてやろうか？｣
｢はい｣
｢ ｣
｢何かおかしいです｣
｢我侭だな｣
｢・・・・・・｣
｢じゃあお前はどんな愛の言葉を俺にくれるの？｣
｢私は・・・あげません｣
｢何故？｣
｢先輩からもらうから｣
｢不公平だな｣
｢いけませんか？｣
｢ダメだな｣
｢・・・・・・｣
｢お前が俺の満足に行くような愛の言葉をくれるのなら・・・俺もそれに応えるよ｣
｢じゃあいいです｣
愛の言葉はあげない。
その代わり私は・・・
愛をあげる。
私の愛をあげる。
だからあなたは・・・
愛の言葉を頂戴？
｢｣
｢はい？｣
｢ ｣
｢・・・///｣
｢お前の欲しかった言葉？｣
｢はい、でもどうして・・・？｣
｢不貞腐れてるお前が可愛くなかったから｣
｢・・・！｣
｢今のその真っ赤な顔のほうが可愛いよ｣
｢先輩！！｣
｢欲しかったんだろ？｣
｢そうですけど・・・｣
｢満足？｣
｢はい・・・｣
｢なら俺はお返しをもらわなくちゃいけないな｣
｢え？！｣
｢もちろん、くれるよな？俺を満足させることが出来るようなね｣
あなたは愛の言葉をくれたわ。
だから私の愛をあげる。
軽く触れるだけのキスを・・・
”苛めてやるよ。”
”意地悪して欲しいの？”
”愛してるよ、。”
********************************************************************************************
夏様からのリクエストで・・・
柚木様と年下ヒロイン・・・・・・
意地悪な柚木様・・・なつもりだったのに・・・
意地悪なのか、微妙なところです。
そして、よくわからなくなりました・・・（汗）
何が書きたかったんだろう・・・
最後の””の言葉は｢｣の言葉です。
夏さん、リクエストありがとうございました。
SEO
掲示板
[PR]
爆速!無料ブログ
無料ホームページ開設
無料ライブ放送
