* ホラーハウス *
「お前さ、こういうの好き?」
梓馬先輩のポケットから出てきたのは何かのチケット。
「どういうのですか?」
「ホラーハウス・・・つまりお化け屋敷だね」
「・・・嫌いです、怖いから」
「週末空けておけよ」
「え?!」
「いいね?」
「・・・まさか・・・お化け屋敷に行くつもりじゃ・・・」
「そうだよ、何か言いたいことでも?」
「・・・嫌いって言ったのに・・・」
「せっかくの天羽さんの好意だよ」
「天羽ちゃん?」
「お前と行くために天羽さんがくれたんだ」
「・・・・・・」
「人の行為は素直に受け取ったほうがいいと思うけど?」
「・・・わかりましたよぉ・・・」
梓馬先輩に連れてこられたホラーハウスには人の山!山!山!!
かなりの行列、しかもカップルばかり!!
「先輩ーやっぱり入るのやめましょうよぉ・・・」
「何を今さら」
「だってー・・・」
「ほら、行くよ」
そう言ってご丁寧に手までつないでくれる梓馬先輩。
・・・かなり楽しそうなんですけど・・・
「せ、先輩!悲鳴が聞こえます!!」
「当たり前だろ、お化け屋敷なんだからさ」
「怖いです!!」
「手なら繋いでてやるけど?」
「怖かったら、抱きついてもいいですか?」
「お好きなように、お姫様」
「じゃあ・・・入る」
かなり楽しそうに微笑んでる梓馬先輩・・・
梓馬先輩やっぱりいじめっこだ〜〜〜!!!
「真っ暗っ!!」
「暗くなきゃ怖さもないだろ」
「怖いよ・・・」
「、あれはなんだろうな?」
「あれ?・・・きゃああああ!!!」
思いっきり柚木に抱きつく。
柚木の顔にはいつもの楽しそうな微笑。
「・・・梓馬先輩・・・・・・」
「まさかそこまで怖がりだとはな・・・」
「そんなに怖がりじゃないもん!!」
「涙目になってるのに?」
「えっ?!あっ・・・///」
「怖いなら目を瞑って歩くか?」
「・・・そっちのほうが怖い・・・」
「なら、ちゃんと歩けよ」
「はい・・・」
『お嬢さん〜』
に後ろから声をかけるお化け(役の人)。
もちろんの反応は・・・
「え?!あ・・・いやああああ!!」
今度は柚木に抱きつくのではなく、走って逃げる。
「ヤダヤダ!来ないで!!」
柚木の止める声にも気付かず、どんどん奥へと進んでいく。
「・・・全く、手間のかかるお姫様だな」
一言そう呟き、足早にの走って行った方に足を向ける。
「・・・あれ?」
梓馬先輩・・・?
嘘・・・いない?!
・・・一人・・・真っ暗・・・
「普通一人で走っていくか?」
「・・・梓馬先輩・・・?」
「泣くな」
「泣いてないもん」
「何度も言うが、説得力がないぜ、その顔じゃ」
「・・・梓馬先輩・・・ありがとうございます」
「どういたしまして」
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白玉さんからのリクです。
・・・柚木サマとお化け屋敷・・・
と、とりあえず、お化け屋敷には行っているのですが・・・
内容がありませんね・・・(苦笑)
すみません、いつもながらの駄文で・・・
白玉さん、リクエストありがとうございました!!
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