* おうちでふたりっきり *
ただいまの時刻1時30分、深夜。
私は大好きな紘人さんと一緒に映画鑑賞中。
紘人さんの膝の上に乗っているのは気持ちがいい。
だって、すごく紘人さんが近く感じるもん。
「紘人さん・・・眠いよ〜」
「お前さんが映画が見たいって言い出したんだろ〜」
「でも・・・眠いよ〜」
「わかったわかった、ほら寝ていいから」
「わぁいv紘人さん好き〜v」
紘人さんにもたれて眠る。
案の定、紘人さんが小さく笑ってる声がする。
「無防備だな〜」
流れるエンディングロール。
流れるメロディは子守唄。
「そろそろ寝るか〜?」
「んー・・・」
「一旦起きろ、」
「いーやぁ・・・」
ぎゅっと紘人さんの首にしがみつく。
だってそういう行動を起こせば紘人さんがベットまで連れて行ってくれること知ってるもん。
「お前さんな〜」
呆れながらも紘人さんが怒る様子はない。
優しいもん、紘人さん。
優しく抱き上げてベットまで運んでくれる。
「お〜い、〜離せ〜」
ベットに降ろされた私は紘人さんの服の裾を掴む。
離れたくない。
一緒にいたいの。
「ちゃん〜離してくれよ〜」
「やだ、紘人さんも一緒に寝るの〜〜!!」
「あのな〜」
「紘人さんと一緒じゃないと嫌」
「はぁ・・・わかった、わかったから、とりあえず離せ」
「・・・うん」
「いいコいいコ」
「むぅ・・・また子ども扱いする・・・」
「子どもだろ〜一人で寝れないなんて」
「違うもん、紘人さんと一緒がいいんだもん」
「ははっ可愛いね〜」
「・・・可愛くないもん」
「可愛い可愛い、ちゃんは本当に可愛いね〜」
「もう知らない」
ぷいっと背中を向ければ紘人さんの笑い声が聞こえる。
「は一人で寝るってことか」
そしていつも私に意地悪な言葉を投げ掛ける。
「じゃあ俺は別のところで寝るとするか」
「嫌!!」
勝ち誇ったような微笑の紘人さん。
毎回毎回同じ行動を繰り返してもやっぱり紘人さんには敵わない。
「騙された・・・」
「俺は騙してなんかいないぞ〜」
「だって・・・」
「ほら、もう寝ろ。明日起きれなくなるぞ」
「・・・紘人さんも一緒に?」
「可愛い可愛い俺のが望むならな」
「ぎゅって抱きしめてくれる?」
「何なら腕枕もしてやるぞ〜」
「紘人さん・・・大好きvv」
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魁様からのリクの・・・金澤先生の甘々・・・・・・
第9弾、「おうちでふたりっきり」を使わせていただきました。
ラブラブ甘々なお話です。
しかも、砂吐くほどの・・・・・・
そう考えたら、こうなりました。
可愛い言いすぎだよ・・・紘人さん・・・(苦笑)
優しい優しい紘人さん・・・なつもりです。
魁さん、リクエストありがとうございました!
お題配布:またあした。様
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