* レース織の恋模様 *











、来たよー★」


「いらっしゃいませ、オリヴィエ様」



この聖地の夢を司る守護聖のオリヴィエ様。

確か、今は新しい女王候補さんたちの試験が行われているとお聞きしたのだけど・・・



「今のお奨めある?」


「はい、昨日入荷いたしましたのはこのレースです」


「へぇー流石だね」


「とても綺麗で思わず入荷してしまいました」


「うん、綺麗だね。流石の目に適っただけのことはあるよ」


「ありがとうございます」


「じゃあ今日はこれをもらおうかな。あと、この白い絹もね」


「はい、ありがとうございます」





















「・・・今日はいらっしゃらないのかしら・・・」



毎週、水の曜日に来てくださるオリヴィエ様。

今日は水の曜日。

それなのに・・・



「もう閉店の時間ね」



珍しいこともあるのね。

それだけ今行われている女王試験が大変ということかしら・・・

なんて、それは私が口を挟んでいい問題ではない。

そもそも・・・オリヴィエ様が私の店に来てくださることだけでもありがたいのに・・・

逢いたい、なんて想ってしまう。



「あら?・・・車?」


「お疲れ、★」


「オ、オリヴィエ様?!」


「今日はいけなくてごめんね」


「い、いえ!」


「アタシに逢えなくて淋しかった?」


「え、あの・・・その・・・!!」



淋しかった・・・なんて言ってもいいのでしょうか。

逢えなくて淋しかったのは事実だけど・・・



「ふふっアンタ結構顔に出やすいね」


「えぇ?!」


「とりあえず車にどうぞ?もう閉店なんだよね?」


「の、乗るんですか?!」


「なぁにー?アタシの車じゃ嫌ってことかな?」


「いえ!そうじゃなくて・・・その、いいのですか?」


「アタシが誘ってるんだけど?」


「は、はぁ・・・」


「車にいいものあるから、ね?」


「いいもの、ですか・・・?」


「そう、アタシの力作」


「あっ新作ですか?」


「そ★なかなかいい出来なんだよ」


「わぁ・・・是非見せて下さい!!」



オリヴィエ様のお作りになられるものはいつもすごく素敵で・・・

見ているだけで、幸せな気持ちになれる。



「ジャーン★これだよ」


「・・・・・・綺麗・・・」



オリヴィエ様が見せてくださったのは純白のドレス。

この間のレースと絹が使われた綺麗なドレス。



「でしょーアタシの自信作だからね」


「すごく素敵です、オリヴィエ様」


「これはへのプレゼントだよ」


「え・・・?」


「アタシがアンタの為に作ったドレスだよ」


「私のため・・・ですか?」



オリヴィエ様が私にドレスを・・・?



「そう、アンタに着てもらいたかったからさ」


「あ、ありがとうございます・・・!!」


「うん、やっぱりは笑顔が一番可愛いね★」




















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セイ様からのリクエストで・・・

アンジェリークのオリヴィエ夢です。

オリヴィエ夢・・・初めて書きました!!

ちゃんとオリヴィエになってるか心配です・・・(汗)

主人公さんはオリジナルとのことだったので・・・

オリヴィエ行きつけの布屋さんのオーナーさんにしてみました。

セイさん、リクエストありがとうございました。
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